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日付アーカイブ: 2017年8月6日

旧恵迪寮舎に係わる展示企画委員会の活動(広報③)~次回(9/23)は開拓の村会議室で開催予定

[事務局からのお知らせ]

平成29年8月5日
展示企画委員会 佐野将義(H2)

展示企画委員会取組の進捗と計画

 展示企画委員会では、北海道開拓の村で保存されている旧恵迪寮舎の展示について、リニューアルを検討しております。
7月22日に第3回目の展示企画委員会を開催しました。現在の検討状況を報告します。

1.展示企画委員会の開催状況
• 第1回 5月13日
• 第2回 6月16日〜17日
• 第3回 7月22日

2.旧恵迪寮舎の展示コンセプト
明治、大正、昭和期の保存再現にとどまらず、恵迪寮の精神、自治、教育的な役割、生活、文化などが現寮へどのように継承されているか、または、時代の中でどのように展開されてきたかを表現したい。
以下の三つのテーマに分けて展示することを検討する。

(1)寮の生活、食事
• 食事(経済的に貧しい学生が多かった時代において、食事を確保することは自治の最も重要な事柄だったのではないか)
食堂時代 → 自炊時代
・自炊(食事当番制をとっている部屋もある)
・スペシャル(炊務による週1回の食事提供)
・ごっつあん(1年目の食事を上級生がおごる)
• 部屋サークル制
• 寮で使われている独特な言葉(ドイツ語が多い。ドイツ留学生の影響があったのではないか。旧制高校の文化、言葉、服装などはどこも共通している。)
• らくがき、ビラ、天井のTea bag、など

(2)恵迪寮の精神、自治、教育的な役割
• クラーク精神の継承(自由、自主、自立、be ambitious、be gentlemen、自己犠牲)
• 自治の連続性、展開、入寮選考
• 寮の教育的な役割(共同生活、人間的成長)
• 道外生の割合が多く、親元、地元から離れ、しがらみから解放
• 札幌市民の北大生に対するおおらかさ
• 士幌小屋の建設、士幌町での交流

(3)寮の文化、寮の行事
• 寮歌
• 春の行事:新歓コンパ、部屋まわり(現在はお酒はなし)、観桜会、相撲大会(現寮の共用棟で実施)、新歓士幌ツアー
• 秋の行事:水産追いコン(現在は、水産移行が4月になったため通常の追いコンと一緒に実施)、寮歌祭、観楓会(定山渓旅行)、寮祭(部屋デコ、仮装パレード、女装コンテスト)
• 冬の行事:ジャンプ大会、追いコン
• 応援団、小樽商科大学との定期戦(対面式)

3.写真データの収集、管理の方法
展示のリニューアルのほか、同窓会誌やホームページなどでの利用も想定し、写真データの収集することとし、収集方法や管理方法について、今後、検討を進めていく。

(1)写真データの提供方法
• 写真のデジタルデータ、または、紙焼き写真のコピーで提供してもらう
• デジタルメディアは、メール添付、CD-R、USBメモリなど何でも可とする
• 原則として返却しない

(2)写真情報もあわせて提供してもらう
• 写真提供者の氏名(入寮年次)、住所、電話番号、メールアドレス
• 撮影者(わかる範囲で)
• 撮影時期(なるべく年月日)、撮影場所
• 写真の説明(状況や写っている人物、催し名称など)
• その他:著作権に関する情報と留意点、写真の保存場所、入手経路など

(3)写真の利用方法
• 開拓の村旧恵迪寮舎での展示(パネル、デジタル映像など)
• 同窓会誌
• 同窓会ホームページ
• 写真集の制作
• その他の利用方法の検討

(4)収集、管理の方法
• できるだけ収集作業の負担を軽減するために、ホームページ上から写真を登録できるようにしたい
• 複数の管理担当者を決め、ホームページ上で登録された写真データを複数の目でチェックできるようにし、サーバーの管理も複数で行うようにしたい
• ホームページ上での登録の仕組み、サーバーの構築などの検討を進める
担当者:佐野将義(H2)、村橋究理基(H22)

4.当面の応急処置
• 展示物の元データが残っていないことから、劣化した写真の代わりに写真集「青春の北大恵迪寮」の中から写真を選定して応急処置を行う

5.旧恵迪寮舎玄関付近の展示の検討
• 玄関および右側の建物については、北海道博物館の所有となっている。
• 玄関を入ってすぐ右の部屋(寮務事務室)について、北海道博物館に展示リニューアルを提案していきたい
• 企画案のコンセプトは「有島武郎と恵迪寮」
• 有島武郎(1878〜1923)の没後100年を見据えたリニューアルとし、寄宿舎係をつとめた当時の様子を再現、校歌・永遠の幸の作歌、寮歌・都ぞ弥生の制作当時のエピソードなどを紹介する

6.全面リニューアルの検討
玄関から入って左側の建物とその展示物は同窓会が寄贈したものであり、現在、1階3部屋で展示を行っている。この3部屋の展示について、全面的にリニューアルを行いたい。
なお、2階にも3部屋あるが、展示の検討は行わないこととする。
今年度、展示案の概略検討。来年度、詳細検討。H31年度以降の実施を目指す。
• 1部屋目のテーマ:寮の生活、食事
• 2部屋目のテーマ:恵迪寮の精神、自治、教育的な役割
• 3部屋目のテーマ:寮の文化、寮の行事

7.募金の実施について
展示リニューアルの費用を集めるために、募金の実施を検討したい。
• 旧恵迪寮舎玄関の名札募金
• クラウドファンディングの検討

8.旧恵迪寮舎を活用した取り組みの検討(環境整備、イベント)
毎年、継続して取り組みを実施することで、旧恵迪寮舎に対する同窓会員の意識を高めるとともに、会員同士の交流を図る。

(1)5月中旬 ゴミ拾い、観桜観花会

(2)7月上旬〜7月中旬 草刈り
次回からは7/17北海道みんなの日(愛称:道みんの日)の前に実施
道みんの日は入場料が無料となる

(3)9月 外壁防腐剤塗り
今年度は、9/23(土)に外壁防腐剤塗りを計画したい

(4)その他
• 植樹、花壇の整備、樹木の剪定の検討
• 現寮生との交流イベントの検討

9.次回、展示企画委員会の開催
• 9月23日(土)外壁防腐剤塗りの終了後、開拓の村の会議室を借りて展示企画委員会を開催する予定
• 委員会メンバー以外の参加も大歓迎です

h29.08.05_展示企画委員会取組の進捗と計画

以上