月別アーカイブ: 2019 10月
【訃報】一般社団法人恵迪寮同窓会理事代表幹事 白浜憲一儀逝去のお知らせ
[事務局からのお知らせ]
故 人 白浜 憲一 様 (享年 72歳(満))
急性心不全により令和元年10月27日午前10時逝去されました。
喪 主 白浜 佳世子 様
葬儀委員長 一般社団法人恵迪寮同窓会副理事長・元北大副学長 藤田 正一 様
通 夜 令和元年10月29日(火) 午後6時より
葬 儀 令和元年10月30日(水) 午前10時より
なお、葬儀は仏式(大谷派)で執り行われます。
場 所 やわらぎ斎場新琴似
札幌市北区新琴似5条7丁目7-1
℡ 011-763-4411
FAX 011-763-4488
・地下鉄麻生駅 中央バス「麻06」新琴似6条線又は「麻67」麻生宮の沢線乗車 新琴似6条7丁目下車 徒歩2分
・地下鉄 宮の沢駅 中央バス3番のりば「麻67」麻生宮の沢線乗車 新琴似6条7丁目下車 徒歩2分
報告者;一般社団法人恵迪寮同窓会理事事務局長 佐藤市雄
以上
北大フロンティア基金《恵迪寮改修費》への寄附者ご芳名について(9月30日現在)
[事務局からのお知らせ]
1.寄附者のご芳名
北海道大学総務企画部広報課 卒業生・基金事務担当から、北大フロンティア基金《恵迪寮改修費》への2019年(令和1年)9月分の寄附の状況について連絡がありましたのでお知らせいたします。
ご寄附していただいた方々には厚く御礼申し上げます。
20190930;北大フロンティア基金《恵迪寮改修費》に寄附された方のご芳名
なお、寄附の払込期限は2020年(令和2年)9月30日までと、1年間延長させていただくこととなりました。よろしくお願いいたします。
2.寄附の払込方法について
北大フロンティア基金への寄附金払込の方法をチラシにてご案内します。
但し、本チラシを作成している北大の担当者が休暇中のため、9月末の寄附金額を明記したチラシの作成が遅れますので、8月末の寄附金額が記載されたチラシを添付します。寄附金の払込方法については、何の変更もありませんので、そのままお使いいただけます。
以上
2019年東日本恵迪寮同窓会大寮歌祭in山梨 開催報告
[事務局からのお知らせ] [東日本支部からのお知らせ]
さる10月5日(土)東日本恵迪寮同窓会は、山梨県笛吹市の石和温泉「かんぽの宿 石和」にて、「東日本恵迪寮同窓会大寮歌祭in山梨」を開催しました。
■ 第1部は、恒例の開識社講演会を行いました。
講演者は佐藤八雷氏(S39年入寮・工学部衛生工学科卒)。「人口100億人時代の地球の水資源を憂う」と題し、水資源問題を通してみる近未来の地球の危機について論じていただきました。
■ 第2部は、東日本恵迪寮同窓会総会と大寮歌祭。
・まず総会では、昨年度の事業報告、収支決算の報告、監査報告、今年度の事業計画案、収支予算案、役員体制案の議決を行いました。
・第2部の後半は恒例の大寮歌祭。今年はたっぷり時間をとることができました。残念ながら友宜校からの参加者がなく、その点やや寂しかったのですが、その分わが恵迪寮寮歌を思う存分歌うことが出来ました。
また歌い始める前に在寮当時の思い出を語る元寮生も多く、当時のエピソードに思わず笑ったり、頷いたり和気藹々の雰囲気でした。
そして「都ぞ弥生」、「永久の幸」から始まり、締めの「都ぞ弥生」、「別離の歌」まで予定していた20曲をすべて高歌放吟することができました。たくさんの寮歌を歌う中、気持ちが高揚していきましたが、出席者の中のある長老の先輩は最後に、「『都ぞ弥生』があったから人生どんな苦しいことがあってもの乗り切ってこられた! 『都ぞ弥生』は本当に偉大な歌だ!」と感極まって述べておられました。参加した一同まったく同じ思いです。
■ さて今年の会場は新宿から特急で1時間半ほどの山梨県の石和温泉でした。参加者は26名とやや少なめでしたが、地元山梨や長野県の同窓生の参加が多くみられ、旧交を温めることができました。
みなさん、また来年お会いしましょう!
【出席者】
小田 和美(S21)・小田 信子、川村 潤一(S26)、小泉 守(S28)、丸山 義範(S29)、佐藤 武夫(S29)、長谷川 久(S32)、石川 三千雄(S32)、小野里 坦(S33)、三戸 猛義(S36)、佐藤 八雷(S39)、内藤 晴彦(S40)、成ケ沢憲太郎(S40)、土屋 一三(S42)、望月 利孝(S43)、坂倉 雅夫(S44)、加藤 秀弘(S46)、松岡 繁幸(S48)、朝倉 仁樹(S52)、竹下 忠彦(S53)、岩佐 慎二(S56)、堀内 欣一郎(S57)、松岡 渉(H16)、松尾 駿介(H18)、泉 猛(H23)、坂下 節子(事務局)、以上26名
(報告者;東日本恵迪寮同窓会幹事長 竹下 忠彦(S53))
以上
2019年 会誌「恵迪」第20号の原稿募集について
[事務局からのお知らせ]
恵迪寮同窓会では、会員のきずなとなっている会誌「恵迪」第20号の原稿を募集しています。
■会誌「恵迪」は平成7年(1995年)の創刊号以降、令和2年(2020年)で第20号の節目を迎えます。これにちなみ二つの特集を企画します。
《特集》
①会誌生誕20号「会誌を創った先達」「会誌を紡いできた仲間」
②「瓔珞みがく」生誕100百周年
創刊号から第4号までの編集委員や寄稿者を「会誌を創った先達」、第5号から第19号までを「会誌を紡いできた仲間」の括りで、特集を組みます。寄稿対象者には個々に原稿を依頼しますが、会誌の一般読者からも寄稿を歓迎します。
来年2020年は、「都ぞ弥生」と並んで親しまれてきた「瓔珞みがく」(大正9年・桜星会歌)生誕100周年を迎えます。これにちなみ、「瓔珞みがく」100周年特集を企画します。旧東日本支部が編集した「『瓔珞みがく』生誕80年を祝う」の記事を基に作曲者の星野(旧置塩)奇(くすし)君や作歌者・佐藤一雄君の生涯を追究しますが、同歌にちなんだ思い出や研究文などがありましたらどしどし応募してください。
■また、例年どおり、エッセイ、詩、俳句などの投稿のほか、優れた学寮研究や寮自治の体験記に贈られる恵迪寮研究会賞にも応募を期待しています。
■締め切りはいずれも2020年3月末ですが、今年度中に応募項目を明記し、エッセー、調査研究文の仮タイトルと30字以内で要約を書いて送ってください。また写真の有無もお知らせください。
■原稿の字数は、エッセイ類1000字前後、調査研究論文3000字以内でお願いします。
■原稿の送り先は
①恵迪寮同窓会 Eメール: info@keiteki-ob.jp の大隈編集長宛て
②または s-ohkuma203@beach.ocn.ne.jp(大隈昭二の自宅)まで
※2019年の恵迪寮研究会賞・優秀賞は、エッセイ菊池愛子著「最初期の女子寮生が研究した『恵迪』なるもの」に決定しました。受賞の決定を会誌「恵迪」第19号に掲載するはずでしたが、編集部の手違いで遅れましたことをお詫びします。
[編集長・大隈昭二(S40)記す]
2019年 文化講演会の開催報告
[事務局からのお知らせ]
一般社団法人 恵迪寮同窓会は、北大ホームカミングデ-に2013年より参加し、北大・恵迪寮の精神と寮歌の継承を目的に「文化講演と寮歌の集い」を行っています。
今年は9月28日(土)、クラーク会館大集会室2に、北海道大学名誉教授・長澤徹明先生を講師としてお迎えし、「北海道開拓と札幌農学校」と題しご講演を頂きました。
北大農学部出身の長澤先生は北大農学部、北大大学院農学研究院でながく教育・研究に携われ、ご専門は寒冷地の農業土木学、地域環境学です。現在は、NPO篠津泥炭農地環境保全の会 理事長、(公財)札幌市公園緑化協会 理事長などの要職をつとめられています。
ご講演は、「北海道開拓政策と札幌農学校」、「札幌農学校の教育と卒業生」、「特色ある農村景観の形成」、「泥炭地開発」について多くの史的資料を駆使されスライドを用いて語られました(当日資料pdf)。
当日資料;長澤先生講演資料;北海道開拓と札幌農学校(恵迪寮)
新渡戸稲造が北海道庁技師本務として篠津泥炭地試験に関っていたこと、当時農業土木学の主対象が東大駒場では水田の区画整理であったのに対し北海道では時任一彦による「開拓」として特色づけられること、現在の北海道の農村景観を特徴づけている格子状区画が内田瀞らによる植民地選定により形成されたことなど興味深い内容を混ぜ、北海道開拓には札幌農学校・農業土木が大きく関わってきたことなどを具体的に示されました。
まとめ「温故知新」では、まず、内村鑑三が「後世への最大遺物」において「後世に遺すべきものは、金か・・・事業か・・・思想か・・・これらはいずれも遺す価値はあるが・・・最大のものではない、何人にも遺すことの出来る最大のもの・・・それは「勇ましい高尚なる生涯である」と・・・」としたことを紹介されました。
これに感銘を受けアフガニスタンで自ら重機を駆使し農業用水路開発にあたる医師・中村哲氏(九大医卒)が「飢餓と渇水を前に医療人はあまりに無力で辛い思いをする。清潔な飲料水と十分な農業生産があれば、病の多くは防ぎうるものであった。私たちは「百の診療所よりも一本の用水路」を合い言葉に、体当たりで実事業に邁進してきた」ことを紹介され、思想、事業、人の生涯、それらの関わりについて示唆に富むご講演でした。
内村鑑三の思想が時空をこえ現実の課題解決に取り組む中村哲氏に影響を与えたことと彼の生き様は、恵迪寮同窓会会員の心に往時の感激を想い起させるとともに、さらにはまだこれから行く先・生き方に示唆を与えるものでした。
恵迪寮同窓会員にくわえ小樽商大関係者の参加もあり、計70名の参加を得ました。ご多用のなかご講演されました長澤徹明先生には大変感謝申し上げます。
(報告者;一般社団法人恵迪寮同窓会文化常任委員長 野本 健(S47入寮))
以上