月別アーカイブ: 2024 10月
細野日記全文を掲載
[事務局からのお知らせ]
本年度発行の会誌24号で藤田正一副理事長により活字化完成報告がされた「細野日記」の全文をヒストリーライブラリーにアップロード掲載いたしましたのでお知らせいたします。なお、原文とアルバムも含めた完成版と本文のみの縮刷版は、北海道大学図書館、々文書館、国立国会図書館、北海道立図書館、札幌市立図書館に寄贈し閲覧ができます。北大正門前のエルムの森「インフォメーションセンター」にもおいていただき閲覧ができます。以上お知らせとご案内いたします。
第25回恵迪寮同窓会 開識社講演会について
[北海道支部からのお知らせ]
第25回恵迪寮同窓会 開識社講演会について
北海道恵迪寮同窓会
1 日 時 2024年11月12日(火)18:00~19:30
2 会 場 札幌時計台ホール 札幌市中央区北1条西2丁目
3 講 師 金田 正裕 氏 株式会社流通総合研究所 代表取締役
【略歴】
・1948年 北海道生まれ
・1971年 北海道大学水産学部卒業
・同年 (株)ダイエー入社後、商品統括本部(鮮魚部門)バイヤー、スーパーバイザー、Kマートプロジェクト室歴任
・1981年 退社
・同年 (株)フレッシュフード研究所を設立
・1989年 (株)流通総合研究所を設立し、現在に至る
【専門分野】
①食品分野のマーケティング、マーチャンダイジングの技術指導、調査研究
②酒MD改革指導、生鮮食品を含むMD提案技術指導
③食品卸と食品メーカー、食品関連機器メーカーのリテールサポート指導事業
【実績】
①スーパーマーケット、百貨店、食品メーカー等延べ200社の指導実績(ダイエー、マルエツ、イトーヨーカ堂、イオン、コープ等)
②行政官庁の調査事業(農林水産省、水産庁、千葉県庁、盛岡市等)
③各種業界団体、研究所所属、海外関係にも精通し、著書多数 元漁業経学会会員
4 演題
「スーパーマーケットのお話」
5 申し込み
・参加される方は、10月27日(日)までに千原メール(chihara036@ybb.ne.jp)に、
「講演会参加」と明記して申し込んでください。
・なお、講演後に夕食会(5000円、「海へ 時計台前店」)を計画しています。こちらへの参加を希望される方は「夕食会参加」とお書きください。
令和6年11月12日(火)の「第25回開識社講演会」の講演の主旨について
1971年に北大を卒業して㈱ダイエーに入社が決まったので、上京しました。でも終戦を経て有店舗時代に入ったとはいえ、下記の写真にあるようにまだまだ「引き売り、振り売り、対面販売」等は続いていました。
日経新聞等では勇ましく「流通革命」という言葉が飛び交っていましたが、現場は「非科学的な属人主義、温度管理されてない生鮮食品、販売単位不明の一ザル売価、まな板から離れようとしない我儘でくわえたばこの職人等がまかり通っていました。
いつの頃からか「嘘の無い商売」という嘘のようなテクニカルターム(専門の技術用語)が業界に、私の職場であるダイエー商品本部にも生まれます。日本社会は豊かになり、所得が上がってきました。商品も、売場も、お店も、店長も、バイヤーも・・・もっと襟を正さなくてはならない。
どういう仕事をすべきなのかと、自問自答し始めました。そのような時「大木先生」に巡り合い、「GHQ」と経験された昔話をお聞きします。
戦中に早稲田で旗を振っていたので放校処分を受け、池袋で「金物」屋をやっていたそうです。毎日「大福帳」をつけていたのをGHQが聞きつけ、数台のジープでやってきました。それから製配販合同の委員会が立ち上り、初回の作品が「青色申告会」、次が「中小企業診断士制度」づくりだったとのことです。GHQは「憲法の押し付け」だけでは無かったのです。若い自分は「凄い!」なと思いました。私もそういう仕事をしたいと思い、ダイエーには内緒で休日に大木先生のカバン持ちを始めました。私が「流通・商業のコンサルタント」を始めたそもそものお話です。それから40年以上が経ちました。
流通・商業の近代化は、最も遅れて手が付いた最後の産業分野と言えます。そうして今、第二次産業革命の「脳化社会」が始まっています。今日は、皆さんと上記のような今までとこれからを考えてみたいと思います。
2024年8月2日、金田
【添付写真】
左の写真は「納豆の振り売り」屋さん、右の写真は「野菜の行商」さん
今の40代以降の若い方は、ご存じ無い風景のようです。
右の野菜販売の行商のお母さん方は、都内で私が乗車していた「旧国鉄」では毎日出会う風景でした。
でも・・・いつも間にか消えてしまいました。
北大ホームカミングデー2024 シンポジウムと寮歌の集い 報告
[事務局からのお知らせ]
一般社団法人恵迪寮同窓会 ホームカミングデー
と き:令和6年9月28日(土)
ところ:クラーク会館大集会室1
プログラム(クリックしてください)
・シンポジウム; 13:30~15:30
・寮歌の集い ; 16:00~18:00
『北大学寮(恵迪寮)150周年カウントダウンイベント
誇り高き自治寮よ 永遠に!―恵迪寮改修問題を考える―』
シンポジウム
現在の恵迪寮は築40年を超え老朽化が進み、喫緊の課題である改修問題について広く認識を共有しようと企画しました。シンポジウムには同窓会員を主に約60名が参集しました。
まず、同窓会副理事長・藤田正一君(S38・元副学長)は、「学寮は学生の経済的救済・人格形成・文化創造の場などの多様な機能を持ち、これらの教育効果は自治寮であることにより実現できる。札幌農学校寄宿舎以来の歴史がある寮自治こそ、「北大に通底する精神」の生きた継承の場だ。ホームカミングデーになると思い出したようにクラーク精神を語り、入学式・卒業式では「都ぞ弥生」を歌うが、その生きた継承者たる恵迪寮は少しも大切にされていない。これでよいのか」と、自治寮としての存在意義について語りかけました。
次に、恵迪寮自治会大規模改修専門委員長の鎌倉大輔君(R03)は、2014年の大規模改修の頓挫の経緯と反省、及び当面の課題について報告し、今なお先行きは不透明だが、未来の困窮学生支援と寮自治の継承の為にも寮の存続を第一として、改修の現実課題には柔軟に妥協点を見出し、建設的に交渉を行っていく方針を発表し、理解と支援を求めました。
最後に、同窓会代表幹事・吉沢武治君(S45)は、恵迪寮の存続は全同窓生の共通要求であり、躯体調査の結果も建替え不要のようだ。北大フロンティア基金での寮改修支援募金を始め、大学・自治会・同窓会の三者懇談会等により北大の担当理事、関係者と相互理解を一層ふかめ、恵迪寮の早期改修を何としても実現すると決意を述べました。
司会は、この課題にこれまで真正面から取り組んできた同窓会現寮委員長の都野建二朗君(H05)が熱意を持って進めました。
各報告者の報告は以下のサロンでご覧ください。
報告者 野本 健 (S47年)
北大ホームカミングデー「寮歌の集い」
「シンポジウム」に引き続き、同じ会場(クラーク会館3階大集会室Ⅰ)で、道外から駆けつけてこられた8名や現役寮生19名を含めた多彩な参加者69名を得て、「寮歌の集い」を行いました。
開会は午後4時。一般社団法人恵迪寮同窓会の横山 清理事長、北海道恵迪寮同窓会の内藤春彦会長の挨拶、参加者全員での「都ぞ弥生」1・2番の斉唱、(一社)恵迪寮同窓会の藤田正一副理事長による乾杯と続き、しばらくの懇談の後、プログラムは「寮歌高唱」へと移りました。
第一部は「寮歌に歌われた地名をたどる」と題して、架空の恵迪寮生「恵迪吉夫君」とともに、全員で寮歌を歌って北海道を旅しました。姓の「恵迪」は、もちろん恵迪寮の恵迪です。名の「吉夫」は、恵迪寮の名称の出典となった『書経』の「迪に恵へば吉にして、逆に従へば凶なり。惟れ影響のごとし。」の「吉」から名付けました。
進行のナレーションは、吉夫君が都にいて、「M45都ぞ弥生」のように北海道を「清き国ぞと憧れ」るところから始まります。「S13津軽の滄海の」で津軽海峡を渡って来道し、「S18天地の奥に」で札幌に到着します。「M40一帯ゆるき」「M44藻岩の緑」という明治の名曲は札幌の様子を歌っています。「S42 寒気身を刺す」は、札幌での生活が描かれています。吉夫君は、「S8タンネの氷柱」、「T9桜星会歌 瓔珞みがく」で北海道や札幌の各地を巡りました。「S53草は萠え出で」では、士幌に小屋を建てた昭和の寮生に思いを馳せました。そして、「H24 快速エアポート」を使って飛行機で旅立ちました。この曲に合わせて、出席した現寮生で作った約20輛の快速エアポートが会場狭しとばかりに疾走していたのは、実に楽しい光景でした。
第二部は「友情参加・最新寮歌・応援吹奏団演奏」です。小樽商大学の友情参加では、商大のOBと現役応援団員に北大応援団OBも加わって、校歌「金鱗をどる」と「若人逍遥の歌」を歌いました。次に、現役寮生が最新寮歌「R5空よ涯てなく」を披露しました。令和になっても寮歌を作り続けている恵迪寮を改めて誇りに思ったのは私ばかりではないでしょう。次に、応援吹奏団の演奏です。他の行事との関係から当日は3名だけの参加でしたが、上手さ力強さにより、少人数を感じさせないほどの演奏に全員が魅了されました。
第三部は代表寮歌や新しい寮歌の大合唱です。昔から歌われている名曲と比較的新しい曲を織り交ぜての選曲でした。昭和30年代入寮の大先輩と令和6年入寮の若者が一体となって、寮歌の数々を歌いあげました。現役恵迪寮生の若々しい歌声に、多くの同窓生は元気をもらうとともに、寮歌が今もなお生きていることを実感しました。
歌った寮歌は次のとおりです。
「水産放浪歌」「S59雪の白さに」「S32花繚乱の」「H14蒼天へ」「S38凋落正に秋深し」
「H20第100回記念祭歌 雲海貫く」「S2蒼空高く翔けらむと」
そして、最後は皆で肩を組んで明治45年「都ぞ弥生」1~5番を声高らかに歌って締めました。
北海道恵迪寮同窓会の千川浩治副会長の閉会挨拶が終わったのは、午後6時05分でした。
報告者 千原 治(S50年)
2024年度恵迪寮同窓会西日本大会
[西日本支部] [西日本支部からのお知らせ]
2024年度恵迪寮同窓会西日本大会を開催しましたので以下の通り報告いたします。
1.日時:2024年9月14日(土) 13:30~19:00
2.場所:中之島センタービル31階スカイルーム(開識社、総会)2階うおまん(大寮歌祭)
住所:大阪市北区中之島6-2-27 TEL:06-6445-1977
3.参加者:60名(寮OB49名、寮外6名、同伴5名) 別紙 西日本大会2024年ご参加者
4:式次第
①開識社 13:30~15:00
講師:天王寺動物園園長 向井 猛君(昭和60年大学院獣医学研究科修士課程修了)
講演:天王寺動物園の歴史と動物園の役割について
要旨:
天王寺動物園は令和3年4月、大阪市直営から、全国の動物園で初めて地方独立行政法人となりました。この節目の年に、向井様は第20代園長に就任され、「106年の歴史がある動物園の園長として重責を感じる。動物にも人にもやさしい動物園にしたい」と、日々同園の運営に意気込んでおられます。向井様は神奈川県藤沢市出身、1985年大学院修了後に札幌市に入庁し、札幌市公務員として保健所や動物管理センター、同市の円山動物園に獣医師として勤務されました。向井様はこれまでたくさんの動物の生と死を見てこられ、円山動物園には18年勤務、動物愛護行政として「人と動物が共生する社会の実現」に向けて取組み、鳥獣保護管理行政についても高い知識見識を持たれています。
今回開識社では、札幌市での動物行政、円山動物園での取組に加え、もうすぐ開園110年目を迎える天王寺動物園の歴史や動物園の役割などについて、貴重な映像や写真とともに熱くご講演いただきました。
②恵迪寮同窓会西日本地区総会 15:10~15:40
挨拶、審議 西日本恵迪寮同窓会会長 岩井 隆郎 君
事業報告(2021年~2023年度分) 〃 幹事長 青木 孝之 君
会計報告 〃 事務局長 藪内 晴弘 君
監査報告 〃 会計監査 野呂 雅之 君
事業計画(2024年度) 〃 幹事長 青木 孝之 君
(一社)恵迪寮同窓会事業報告 〃 会長 岩井 隆郎 君
出席者に対し、2023年度まで3期分の事業報告および2024年度事業計画を説明し賛成いただきました。また一社恵迪寮同窓会の主な事業内容を説明し、現寮改修問題など全体の活動内容を理解いただきました。
③大寮歌祭・懇親会 17:00~19:00
司会は、応援団OBで北海道放送制作のドキュメンタリードラマ「清き國とぞ憧れぬ」の主演を務めた小倉瑛矢君(H21入寮)と我如古弥司君(H22入寮)、石井翔(H17入寮、筆者)です。まず西日本の岩井会長、東日本の坂倉会長の挨拶の後、最年長の窪田相談役の乾杯により宴が始まりした。大会当日は、富山、広島、佐賀、熊本といった遠方からもかつての寮友、学友が集まり、そこかしこで互いを懐かしむ声が上がり、会話に花が咲きました。
ひとしきりの歓談後、司会がマイクを持って参加者テーブルを廻り、自己紹介と歌いたい寮歌をお話いただきました。そしてリクエスト多かった順に、リクエストされた方が発声し全員で寮歌を唱和しました。なお、今回歌った寮歌は以下の曲目の通りです。
①北の都は(昭和49年度寮歌) ※作詞作曲者の大森 秀治君自ら発声
②水産放浪歌
③蒼空高く翔けらむと(昭和2年度寮歌)
④ラグビー部部歌
⑤津軽の滄海の(昭和13年度寮歌)
⑥寒気身を刺す(昭和42年度寮歌)
⑦一帯ゆるき(明治40年度寮歌)
⑧茫洋の海(昭和35年度寮歌)
⑨郭公の声に(昭和3年度寮歌)
⑩花繚乱の(昭和32年度寮歌)
⑪春来にけらし(昭和16年度寮歌)
⑫暁の渚離りて(昭和22年度寮歌)
⑬湖に星の散るなり(昭和16年度寮歌)
⑭魔人の呪い(大正6年度寮歌)
⑮藻岩の緑(明治44年度寮歌)
⑯南に遠く(旧制佐賀高等学校寮歌)
⑰春三月の(漕艇部部歌)
⑱都ぞ弥生(明治45年度寮歌)
番外 ストームの歌
都ぞ弥生では前向上を、小倉君が横山芳介君さながらに発声し、参加者一同で肩を組まんで輪になって朗々と5番まで歌い上げました。その後、西日本同窓会の山田様の発声でストームの歌を歌い、再び、小倉君のフレーフレー北大、フレーフレー恵迪で宴を締めくくりました。今回参加者の年齢層は様々なれど、夫々が恵迪寮の日々に思いを馳せ、若き日の感激を唄い、盛況な恵迪寮同窓会西日本大会となりました。
文責 石井翔
《恵迪寮改修費》北大フロンティア基金への寄附状況(R6/9末)
[事務局からのお知らせ]
1.寄附者のご芳名
北海道大学社会共創部 広報課 卒業生・基金室から北大フロンティア基金《恵迪寮改修費》への寄附状況についての連絡がありましたのでお知らせいたします。2024月8末の時点で延べ寄附者数469名/寄附金総額15,481,000円となりました。寄附をされた皆様に深く感謝申し上げます。寄附者ご芳名 ※クレジットカード決済は翌月以降の入金のため後日の集計となります。
2.寄附者からの応援メッセージ
北大フロンティア基金のホームページに「寄附者からの応援メッセージ」が掲載されています。恵迪寮改修への応援メッセージをご紹介いたします。応援メッセージ
3.恵迪寮改修に関する緊急アピール
一般社団法人恵迪寮同窓会から「北大恵迪寮改修に関する緊急アピール」が発出されています。こちらのリンク先をご確認ください。北大恵迪寮改修に関する緊急アピール | 恵迪寮同窓会 (keiteki-ob.jp)
(注)緊急アピールの末尾に記載されている「フロンティア基金の寄附方法」は北大広報課によって変更されていますので、これを使用せず、次項の「4.寄附金の払込方法」を使用願います。
4.寄附金の払込方法
築40年を迎えた恵迪寮の大規模改修を実現するために、北大フロンティア基金を通じた支援募金が継続されています。恵迪寮OB/OGはもとより、北大卒業生の皆様におかれましても、ご支援ご協力を何卒お願い申し上げます。寄附の方法は、次のいずれかでお願いいたします。
①書面で手続きする場合は、資料と払込取扱票を以下の連絡先「北大フロンティア基金事務室」へお申し出ください。すぐに郵送していただけます。連絡先はこちら・TEL 011-706-2017 ・FAX 011-706-2010 ・E-mail kikin@jimu.hokudai.ac.jp
②Webでご寄附なさる場合は、送金の決済を含めて、以下のURLから簡単に手続きできます。
北大フロンティア基金ホームページ >上段右の「寄附する」をクリックする >寄附目的の「学生支援」をクリックする >学生支援の場合支援先を選択しなければなりません。選択してくださいの「恵迪寮改修費」をクリックする >。以下、寄附方法と寄付金額へと進みます。「応援メッセージ」の入力もお願いします! URLはこちら
以上