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日付アーカイブ: 2021年10月10日

恵迪寮自治会ブログから「令和二年度寮歌『鴉翼の影』(からすのかげ)」

[サロン]

過去の北大恵迪寮自治会ブログの投稿から昨年度寮歌決定の様子を改めて紹介します。

こちらから → 令和二年度寮歌決定!! | 北大恵迪寮自治会ブログ (jugem.jp)


寮歌カレンダー2022年版 寮歌&写真を決定!

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2021年12月 「鴉翼の影」令和二年度寮歌

一.
雲居の空に 黒銀の羽
六華の深緑 薄れゆき
二豎の魔 北溟の地を蝕みて
鴉翼は なにをか鳴かん

二.
空の鏡に 夜さりの事跡
若人の光迪 幽けきものへ
闇の暗夜 溌溂たる影を牽きて
鴉翼は なにをか知らん

三.
朝明の風に たなびく黒翼
陽は悠揚と 手稲の山端に
春の芽吹き 静寂の楡林の中に
鴉翼は なにをか語らん

 

 

2022年1月2月 「偉大なる北溟の自然」昭和三十九年寮歌


偉大なる北溟の自然は
我が眼前に限りなく広ごりて
野に満てる清冽の気は
雄々しくも気高き情懐もて
嶮路遙かに辿り来し
遊子が胸を今や満しぬ

 

 

2022年3月4月 「タンネの氷柱」昭和八年寮歌

一.
タンネの氷柱消ゆる頃
胡蝶は眠る花の宿
牧場に結ぶ夢遙か
青き希望の雪峯こえて
四海に羽振る若鵬の
石狩を立つ意気をみん

 

 

2022年5月6月 「郭公の声に」昭和三年寮歌

一.
郭公の声に迷夢の夜は明けて
紫紺の雲の色も褪めゆき
春芝草に風のそよげば
旭光は見よ東雲の沈黙を破り
自然の精姿紅に揺らぎぬ
讃へなんうら若き日の
朝の神秘よ

 

 

2022年7月8月 「北斗遙かに」昭和六十二年度寮歌

二.
北斗清かに見はるかす
紺碧に滲む大空に
輝く光彩燦爛と
短き盛夏を彩りて
涼風そよぐ窓下には
緑滴る原始林
嗚呼季節の恵み満つ
この地の大地に
新しき情熱もて
真理求めん

 

 

2022年9月10月 「都ぞ弥生」明治四十五年寮歌

二.
豊かに稔れる石狩の野に
雁遙々沈みてゆけば
羊群声なく牧舎に帰り
手稲の嶺黄昏こめぬ
雄々しく聳ゆる楡の梢
打振る野分に破壊の葉音の
さやめく甍に久遠の光り
おごそかに北極星を仰ぐ哉

 

 

2022年11月12月 「遙かなる迪」平成十七年度寮歌

三.
何時の日か
ここで学びしひとごとが
かけがえのない寶とならん
別るる友に思いを託し
旅立つ未来は暗くとも
雪野に朝日耀くごとく
遙かなる迪に出で行かん