[事務局からのお知らせ]
■今年も第109回目の恵迪寮祭が開催されます。
現寮生の要望を受けて、今年も寮祭パンフレットに恵迪寮同窓会の広告を出すことにしました。
掲載する広告は、以下のとおりです。
第109回恵迪寮祭パンフレットへの同窓会の広告掲載(pdf)
■恵迪寮祭に関する情報(twitterより)
「恵迪寮祭」は北海道大学恵迪寮の寮祭公式アカウントです。
今年の部屋デコ(一般公開)は11/3(金・祝)、11/4(土)です。
恵迪座(演劇)、玄関のデコレーション、部屋デコ、などなど、お楽しみに!スペシャルゲストも呼ぶ予定ですよ!
以上
[事務局からのお知らせ]
北海道大学ホームカミングデー2017の一環としての「文化講演と寮歌の集い」(恵迪寮同窓会主催)が9月30日、クラーク会館大集会室で開かれました。札幌農学校・北海道帝國大学予科から新制大学に続く恵迪寮精神を伝承し、恵迪寮歌を歌い継ごうと、2014年のホームカミングデーから実施している同窓会行事です。
今回は第1部の「文化講演」で北大学名誉教授 七戸長生氏(元農学部長)が「学生寮に期待するもの」のテーマで講演されました。
恵迪寮時代、最後の予科を体験された七戸先生は、講演の前に創建当時からの寮史を熟読され、とくに寮規則が学生にどんな影響を与えたかについて述べられました。開校当初の「規則は、Be Gentlman!のみで十分」というクラーク博士の名言から、明治36年の寄宿舎々則「純朴ノ風ヲ存シ、剛毅ノ徳ヲ養フベシ」などの行動規範を通して、北大特有の気風が形成されたと解説されました。
また、内村鑑三の著書「代表的日本人」になぞらえて、独自に「代表的恵迪寮生列伝」を述べられました。
伊藤清蔵(明治29年入寮)、坂村徹(同40年)、横山芳介(同43年)の3人で、「都ぞ弥生」の横山芳介を除いて同窓生の間であまり知られていませんが、伊藤は農学校助教授を経て専攻の農業経営を実践するためアルゼンチンに移住、さらに富士山麓に日本一の大型牧場を築きました。また、植物遺伝学の先駆者と言われる坂村は、寮時代開識社で植物遺伝について発表、これを聞いた後輩の木原均が小麦の研究に入るきっかけになったと言われています。横山が卒業後、静岡県の小作官となり、貧しい農民のために尽力したように、3人はいずれも寮時代に学んだ体験から社会貢献や世界的な業績を残したと説明され、学生寮の存在がいかに大切であったか説かれました。

開会の挨拶をする白浜憲一代表幹事

恵迪寮生の経験を基に学生寮の在り方を説く七戸先生

七戸先生(昭和23年入寮)は1時間半お立ちになったまま講演されました
第2部の寮歌の集いでは、北海道や東日本、西日本支部の同窓生をはじめ、友好関係にある小樽商大の輝光寮生・応援団関係者、恵迪寮生ら合わせて100人を超す、過去最多の寮歌愛好者が参加しました。
冒頭の挨拶で、横山清会長は「出身学部や各会場を回りましたが、こんなに熱気があり参加者が多いのは、恵迪寮同窓会だけです」と結束の強さを強調されていました。
「都ぞ弥生」を全員で斉唱した後、入寮年代別に明治・大正・昭和・平成の名寮歌や校歌10数曲を放歌高唱しました。
また、寮歌の国際的普及を目指し制作した英語・中国語・スワヒリ語の外国語版「都ぞ弥生」も披露されました。
最後に全員肩を組んで「別離の歌」(昭和6年閉寮記念寮歌)を斉唱し、来年も元気で再会することを誓って閉会しました。

開会宣言をする内藤春彦北海道支部長

挨拶する横山清同窓会会長

「都ぞ弥生」斉唱の音頭をとる大谷文昭組織幹事

乾杯の音頭をとる藤田正一副会長

商大の4名

商大の寮歌「若人逍遥の歌」を歌う商大・北大混成部隊

歌、歌、歌…の連続

恵迪寮時代を懐かしみながら「別離の歌」を高唱する参加者
以上
[事務局からのお知らせ]
9月30日(土)の北海道大学ホームカミングデー2017の開催に合わせて、クラーク会館大集会室において18時15分から20時15分まで恵迪寮入寮50周年懇談会を実施しました。
対象者は昭和41年・42年・43年入寮者で、それぞれ7名、11名、11名計29名が、北は旭川から南は熊本まで、一都一道二府八県の広域から出席してくれました。
この年代は「団塊の世代」といわれており、出生とともに厳しい競争にさらされ、いくつかのハードルを乗り越えてきました。
このように一堂に会することができる出席者は幸せ者だという共通の認識を持っていました。
わずか2時間という限られた時間で、全員が近況報告(2分間スピーチ)を行ない、これまでの人生を語り合いました。中には紆余曲折を経て今日に至ったという方もおり、そのバイタリティーには感心させられました。
なお本懇談会は恵迪寮同窓会代表副幹事・組織委員長の吉沢武治さんの強力な支援があって実現したものであり、ここに厚くお礼を申し上げます。
最後に本会に出席された方々のご健勝を祈念いたします。
(注)発言者の写真を掲載しますが、氏名は付しません
(文責;呼びかけ人代表・八重樫幸一(S41))

集合写真

























「都ぞ弥生」高唱の音頭をとる須磨隆さん(S42).

「都ぞ弥生」高唱

閉会の挨拶をする入江和彦さん(S41)

本会の企画者・吉沢武治副代表幹事組織委員長(S45)
以上
[事務局からのお知らせ]
<旧恵迪寮舎に係わる展示企画委員会~次回(11/18)はクラーク会館同窓会会議室で開催予定>
展示企画委員会では、北海道開拓の村で保存されている旧恵迪寮舎の展示について、リニューアルを検討しております。
9月23日に第4回目の展示企画委員会を開催しました。現在の検討状況を報告します。(報告者;佐野将義(H02))
1.旧恵迪寮舎の展示コンセプト(前回から変更なし)
明治、大正、昭和期の保存再現にとどまらず、恵迪寮の精神、自治、教育的な役割、生活、文化などが現寮へどのように継承されているか、または、時代の中でどのように展開されてきたかを表現したい。
以下の三つのテーマに分けて展示することを検討する。
(1)寮の生活、食事
(2)恵迪寮の精神、自治、教育的な役割
(3)寮の文化、寮の行事
2.写真データの収集、管理の方法
展示のリニューアルのほか、同窓会誌やホームページなどでの利用も想定し、写真データを収集することとし、収集方法や管理方法について、今後、検討を進めていく。
(1)写真データの提供方法
・写真のデジタルデータ、または、紙焼き写真のコピーで提供してもらう
・デジタルメディアは、メール添付、CD-R、USBメモリなど何でも 可とする
・原則として返却しない
(2)写真情報もあわせて提供してもらう
・写真提供者の氏名(入寮年次)、住所、電話番号、メールアドレス
・撮影者(わかる範囲で)
・撮影時期(なるべく年月日)、撮影場所
・写真の説明(状況や写っている人物、催し名称など)
・その他:著作権に関する情報と留意点、写真の保存場所、入手経路など
(3)写真の利用方法
・開拓の村旧恵迪寮舎での展示(パネル、デジタル映像など)
・同窓会誌
・同窓会ホームページ
・写真集の制作
・その他の利用方法の検討
(4)収集、管理の方法
・できるだけ収集作業の負担を軽減するために、ホームページ上から写真を登録できるようにしたい
・複数の管理担当者を決め、ホームページ上で登録された写真データを複数の目でチェックできるようにし、サーバーの管理も複数で行うようにしたい
・ホームページ上での登録の仕組み、サーバーの構築などの検討を進める
・サーバーについては、googleドライブを利用して管理していくこととしたい
15GBまで無料で利用可能。それ以上の容量が必要になった場合は有料で利用可能。
・写真集「青春の北大恵迪寮」を制作した時の写真ネガが残っている。ただし、整理されていない。これらの写真のデジタル化について、効率的で安価な方法を検討する。
・担当者:山本牧(S49)、佐野将義(H2)、村橋究理基(H22)
・参考となる事例:「キロク乃キオク」
森町における地域の歴史資産の記録(古写真)を残す
取り組み
写真をすべてデータ化し、オープン化
3.当面の応急処置
・展示物の元データが残っていないことから、劣化した写真の代わりに写真集「青春の北大恵迪寮」を制作した時の写真ネガから選定して応急処置を行う
・今後のスケジュール
□10月末までに写真を選定してデジタル化
□11月末までに応急処置完了
・担当者:山本牧(S49)、佐野将義(H2)
4.旧恵迪寮舎玄関付近の展示の検討
・玄関および右側の建物については、北海道博物館の所有となっている。
・玄関を入ってすぐ右の部屋(寮務事務室)について、北海道博物館に展示リニューアルを提案していきたい
・次ページの内容で10月に北海道博物館に提案する
・担当者:佐野将義(H2)
<旧恵迪寮舎 寮務事務室 展示リニューアル 企画案>
○はじめに
・旧恵迪寮舎の展示については、約30年が経過し、展示資料の劣化が見られる
・恵迪寮同窓会では寄贈した棟の展示について、全面リニューアルを検討している
・旧恵迪寮舎の展示において、玄関付近の展示はお客様に良い印象を持ってもらうために重要であり、寮務事務室の展示のリニューアルを提案したい
○寮務事務室の展示のコンセプト
・展示のコンセプトは「有島武郎と恵迪寮」または「有島武郎と札幌農学校」
・有島武郎(1878?1923)の没後100年を見据えたリニューアルとし、寄宿舎係をつとめた当時の様子を再現、校歌・永遠の幸の作歌、寮歌・都ぞ弥生の制作当時のエピソードなどを紹介する
・有島武郎と札幌農学校
1878(明治11)年 東京で生まれる
1896(明治29)年 札幌農学校入学
1900(明治33)年 校歌「永遠の幸」を作歌
創立25周年記念祝賀会において披露される
1901(明治34)年 札幌農学校卒業
1907(明治40)年 札幌農学校が東北帝国大学農科大学となる
寄宿舎が「恵迪寮」と命名される
農科大学の教職に就く
寄宿舎係として入舎。寮生の良き相談相手となる
最初の寮歌、明治40年度寮歌「一帯ゆるき」が作られた
1908(明治41)年 学内美術愛好団体「黒百合会」設立に関与
1912(明治45)年 明治45年度寮歌「都ぞ弥生」が作られた
有島武郎が寮歌の歌詞を添削した
1916(大正5)年 有島武郎達によって寮歌集が発行される
1917(大正6)年 農科大学退職。以降、作家として多くの作品を発表
1923(大正12)年 没
5.全面リニューアルの検討(前回から変更なし)
玄関から入って左側の建物とその展示物は同窓会が寄贈したものであり、現在、1階3部屋で展示を行っている。この3部屋の展示について、全面的にリニューアルを行う。
今年度、展示案の概略検討。来年度、詳細検討。H31年度以降の実施を目指す。
・1部屋目のテーマ:寮の生活、食事
・2部屋目のテーマ:恵迪寮の精神、自治、教育的な役割
・3部屋目のテーマ:寮の文化、寮の行事
6.募金の実施について
展示リニューアルの費用を集めるために、募金の実施を検討したい。
(1)展示リニューアル募金(同窓会員向け)
(2)旧恵迪寮舎玄関の名札募金(同窓会員向け)
・名札掲示板の製作について、イチムラ(江別市)に相談してみる
・担当者:佐野将義(H2)
(3)クラウドファンディングの検討(一般向け)
・手数料:5?20%程度
・写真集、CDなどを制作して購入してもらう方法が考えられる
・Readyfor (レディーフォー)、Makuake(マクアケ)、ACT NOW(アクトナウ)など
7.旧恵迪寮舎を活用した取り組みの検討(環境整備、イベント)
毎年、継続して取り組みを実施することで、旧恵迪寮舎に対する同窓会員の意識を高めるとともに、会員同士の交流を図る。
(1)5月中旬 ゴミ拾い、観桜観花会
(2)7月上旬~7月中旬 草刈り
・次回からは、7/17北海道みんなの日(愛称:道みんの日)の前に実施
・道みんの日は入場料が無料となる
・同窓会Tシャツ製作の検討。草刈り参加者に配布したい。
担当者:佐野将義(H2)
(3)9月上旬 外壁防腐塗装
・来年度は玄関棟を実施
(4)その他
・植樹、花壇の整備、樹木の剪定の検討
・現寮生との交流イベントの検討
8.次回、展示企画委員会の開催
・11月18日(土)15時から、クラーク会館同窓会事務室にて
・展示企画委員会終了後、懇親会(札幌駅周辺にて)
・委員会メンバー以外の参加も大歓迎です
以上
[事務局からのお知らせ]
平成29年9月23日(土)、北海道開拓の村にある旧恵迪寮舎の外壁防腐塗装作業を行なった。
10時に旧寮舎前に集合し、先ず「都ぞ弥生」を献歌し、直ちに集合写真を撮った。
その後作業現場である裏庭に回り、和信化学工業㈱の黒河北海道事業所長から塗装作業の要領について説明を受けた。
作業対象は、渡り廊下の裏側。
参加者は協力してくれた黒河さんらを含め29名。
午前の部は、先ずは紙やすりで外壁(板)の汚れ落とし作業。一通り汚れ落としが終わったところで、刷毛を使っての1回目の防腐剤塗り(下塗り)。
一段落したところで、昼食をとるために開拓の村食堂に行く。
午後は、先ず「花繚乱の」と「蒼空高く翔らむと」の2曲を高唱。
そして、2回目の塗装(仕上げ塗り)。作業に慣れてきたためか作業は順調かつ丁寧に遂行される。
雨に当たることもなく、予定どおり15時少し前に作業は終了。
次回以降の参加を誓いつつ散会。
<参加者>
①外部の協力者は、開拓の村の細川学芸員と前述の黒河所長の2名。
②北大関係者は27名。
・うち寮外生が2名。寮の同窓生が22名、現役寮生が3名。
・うち男性が25名、女性が2名。
・寮生関係者25名のうち、2代目恵迪寮生であった者が19名、3代目恵迪寮生であった(orある)者が6名。
・北大関係者27名をを入寮(入学)年次別にみると、昭和30年代入寮(入学)者が6名、昭和40年代入寮者が9名、昭和50年代入寮者が6名、平成入寮者が6名。
・恵迪寮同窓生のうち、初めて同窓会主催のイベントに参加した人が5名。うち1名は開拓の村に来ること自体初めてという人もいた。初参加者が多かったことは画期的なことである。
これからも「伝統の継承と文化の創造」に取り組んでいきたい。

「都ぞ弥生」高唱の全体像

都ぞ弥生「高唱」その1

「都ぞ弥生」高唱その2

「都ぞ弥生」高唱その3

集合写真その1

集合写真その2

今回の作業現場その1

今回の作業現場その2

作業風景①

作業風景②

作業風景③

作業全体を統括する黒河所長

出る釘は打たれる

こよなく恵迪を愛する鍵和田名誉教授と今回の責任者佐野将義君

作業風景④

高所作業

現寮生も頑張っています

作業風景⑤

左2名は現寮生

窓の桟も丁寧に

私高い所も平気です
以上