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2018年 寮歌の集いの開催報告

[事務局からのお知らせ]

北海道大学ホームカミングデー2018に合わせ、恵迪寮精神と寮歌の継承の一助を目指す「寮歌の集い」が9月29日、秋の装いが深まるキャンパス内のクラーク会館大集会室で開かれました。

集いには昭和21年(1946年)入寮の大先輩や平成28年(2016年)の現役寮生に加え、遠路はるばる沖縄からも2名のOBが駆けつけました。小樽商大からは女性の応援団員らも参加し、総勢100人を超える「寮歌高唱そして放唱の宴」が、約2時間にわたり繰り広げられました。

今春、一般社団法人化した恵迪寮同窓会の横山清理事長(昭和31入寮)が「私も待ちに待った集い。徹底的に歌いましょう」と主催者挨拶。応援団出身で北海道恵迪寮同窓会寮歌部長の大谷文昭君(昭和43入学)による「都ぞ弥生」斉唱後に、高根仟君(昭和28年入寮)による乾杯が行われ、宴がスタートしました。

しばしの歓談の後、メインイベントの寮歌高唱へ。トップは昭和36年から39年入寮生による「蒼空高く翔らむと」(昭和2年寮歌)、「天地の奥に」(昭和18年寮歌)に続き、昭和31年から昭和35年入寮生による「時潮の波の」(昭和21年寮歌)、「魔神の呪」(大正6年寮歌)が高唱され、若き日を思い出すかのように、じっと目を閉じながら歌い挙げる大先輩、先輩の姿があちらこちらのテーブルで見受けられました。

特異なものとして中島久君(昭和38年入寮)と千川浩治君(昭和40年入寮)によるスワヒリ語による「都ぞ弥生」の斉唱がありました。

小樽商大の学生寮や応援団員のOB/現役による「若人逍遥の歌」、校歌「金鱗おどる」高唱後、元北大応援団員の佐野将義君(平成2)がエールを交換し、互いに讃えあいました。そして、恵迪寮現役寮生の大松宏彰君(平成28)が「寮歌の持つ思いに触れたい思いで、寮歌を歌っています」と語り、仲間とともに平成12年寮歌「若人よ」を力強く歌い上げました。

昭和32年寮歌の「花繚乱の」の順番が来ると、作歌作曲者の前島一淑君(昭和31入寮)が娘さんやお孫さんと一緒に登場。「まえじま……」と自ら作家作曲者を紹介した後、家族仲良く歌う微笑ましい姿に会場も和やかな雰囲気に包まれました。

最後に参加者全員が肩を組み合い、「都ぞ弥生」を5番まで歌い、次いで昭和6年閉寮記念寮歌「別離の歌」をしみじみと感じられるトーンで大合唱。そして、最後の最後は、「ストームの歌」に。アルコールが全身に回った体をものともせず、迷いを振り切りような勢いで両足を蹴り上げ、肩を組み合い、仲間たちとの交流を深めました。「宴」の余韻が残る中、次回の再会を期して、参加者は会場を後にしました。

(「寮歌の集い」の広報担当 亀山敏君(S55入寮)が記す。写真も)

 

以上

<番外編>
横山理事長が寮長をしていた昭和32年に面接・採用された西森遼子さん(会計担当)が高知県から馳せ参じてくれました。
昭和32年から昭和37年まで恵迪寮で勤務していたとのことで、当時恵迪寮に入寮した寮生とはすっかり意気投合していました。

挨拶する横山清理事長

 

「都ぞ弥生」を斉唱する大谷文昭君

 

目を閉じ歌う能勢誠夫君

 

高唱する石坂實君(昭和21)

 

小樽商大応援団の宮地知佳さん

 

小樽商大寮生・応援団の列に元北大応援団の佐野将義君(平成2、写真左端)も加わりエールを交換

 

 

現役寮生は、平成12年寮歌「若人よ」を披露した。

 

 

「花繚乱の」作歌作曲者の前島一淑君はお嬢さんやお孫さんと一緒に高唱する

 

 

年代を超えて歌い合う