年別アーカイブ: 2014
ジュネーヴの星~新渡戸稲造~
[サロン]
藤田正一恵迪寮同窓会副会長から、以下のようなテレビ番組の紹介がありましたのでご披露します。新渡戸稲造に興味のある方はお見逃しなく。
<以下はBSフジの番組情報から。>
正式題名:ジュネーヴの星~大友啓志が迫る新渡戸稲造の精神~
BSフジ 2014年8月23日(土)12:00~12:55(お昼です)
今年は日本とスイスの国交樹立150周年。両国の交流の歴史において一際輝きを放つ人物が岩手県盛岡市出身の偉人・新渡戸稲造。1920年代に国際連盟事務次長として国際平和の実現に向けて奔走し「ジュネーヴの星」と称えられた。
新渡戸の活躍から80年あまり。映画「るろうに剣心」の大友啓史監督がスイス・ジュネーヴに降り立った。大友監督も盛岡市出身で、同郷の新渡戸に影響を受け「武士道」をバイブルに作品をつくってきたという。新渡戸の心の軌跡を追いかけ、日本をこよなく愛した画家バルテュスの妻でユネスコ平和のアーティスト、節子・クロソフスカ・ド・ローラや、旧新渡戸邸のあるフランク・ミュラー本社などを訪ねた。
<キャスト>
・大友啓史
・節子・クロソフスカ・ド・ローラ
・フランク・ミュラー
以上
「おしょろ丸展」を見てきました
[サロン]
8月5日(火)、北大総合博物館で展示されている「学船 洋上のキャンパスおしょろ丸」展を見てきました。
見に行きたいと思ったのは、次の理由によるものです。
(1)寮友が乗った船であること
かつて恵迪寮で一緒に暮らした寮友達の中に水産学部の人もたくさんおり、彼らは札幌キャンパスで1年半を過ごした後、函館キャンパスに移行していきました。
そのうちの少なくとも漁業学科に所属していた寮友は間違いなくおしょろ丸Ⅲ世で教育を受けていたことでしょう。
(2)「水産放浪歌」が海と船にロマンを感じさせてくれたこと
寮歌(北大学生歌拾遺)「水産放浪歌」の放吟を通して大海原と練習船に思いを馳せるようになっていました。
「水産放浪歌」を歌っていると、何やら水産学部練習船(当時はおしょろ丸Ⅲ世と北星丸Ⅱ世)に乗って南氷洋や北洋の海に出かけていくような錯覚に陥ったものです。男のロマンを感じさせてくれました。
またこの歌は、大学を卒業して実社会という大海原に出て行く際の応援歌でもありました。
この歌はいつ作られたかは分からないが、初代忍路丸は恵迪寮命名(明治40年)の2年後の明治42年2月に竣工しています。今年で就航105年になります。
(3)漁業学科は、やはり漁労の教育指導が中心だったと思われるが、この分野の教育研究には嘘、偽りがないように思えること。
実は、これこそが北大が掲げる基本理念の「第4 実学の重視」そのものを体現していると思われます。
教育には、そもそも何を教えるかという根本命題がある。大きく分けると、人間社会が将来にわたって健全な形で継続発展して上で必要不可欠な座標軸ともいうべき「理念」を学ぶこととと、効率よく経済上の果実を手に入れるための手法である「how-to(ハウツー)」を学ぶことの二つだと思います。
漁労の場合、常に命の危険にさらされているので、悠長なことは言っておられません。屁理屈や嘘も言っておられません。右往左往は許されません。そこで事前にしっかりした座標軸を叩きこんでおくことが求められます。よってこのような分野の学問には、嘘も虚学も入り込む余地がないのです。
■最後に
こう考えると、北大は水産学部と附属練習船(おしょろ丸、うしお丸)という大変いい財産を持ち合わせているといえます。
これからも大地と大海原にしっかり根差した教育研究を続けてもらいたいと考えている。
(写真は、明治42年に建造された初代忍路丸の模型です)
以上
「清き國ぞとあこがれぬ」ちえりあで上映
[サロン]
6月8日(日)北大祭の最終日、クラーク会館講堂にて「都ぞ弥生」百年記念映画「清き國ぞとあこがれぬ」が北大現役生によって上映されたことは、記憶に新しいところです。
その映画を見にきていた人の中に、ボランティア活動をしている方で、恵迪寮同窓会の役員をしている人の知人がおり、是非この映画を<ちえりあ>(地下鉄東西線「宮の沢駅」の近くにある「札幌市生涯学習センター」が正式名称)で上映させてほしいということになりました。
合わせて、この映画の中に流れている精神等についてもお話ししてほしいという要望もあり、映画の脚本を担当した藤田正一北大名誉教授(元北大副学長、現恵迪寮同窓会副会長)が30分ほど講演されることとなりました。
開催要領は、次の通りです。
開催日:平成26年8月24日(日) 開場13時~開演13時30分
開 場:ちえりあ 6階講堂
入場料:無料
ご存知の方も多いと思いますが、「清き國ぞとあこがれぬ」は北海道内の映像作品を対象とした「北海道映像コンテスト2014」において、プロ・テレビ番組部門の最優秀賞に選ばれました。そして、秋には「全映協グランプリ2014」に出品されます。
見れば見るほど味のある映画です。知り合いの方をお誘い合わせの上、是非<ちえりあ>に足をお運びください。詳しくは、次のパンフレットをご覧願います。
第8回恵迪夏祭り 大いに盛り上がる!!(開催報告)
[北海道支部からのお知らせ]
去る7月26日(土)正午から、お馴染みの銀座ライオン狸小路店の2階ホールを貸切にして、今年も「恵迪夏祭り」が盛大に開催さ
れました。
この日集まったのは総勢19名。常連メンバーのほかに、今回初登場だった方は、昭和21年入寮の能勢誠夫氏です。これも名簿・ア
ドレス整備の賜物か。
さて、高井宗宏氏(S31入寮)の発声で乾杯を行い、暫しの間は大いに飲み且食べました。
1時間ほどが経った頃、昭和48年の応援団対面式を取材したNHK番組が上映され、懐かしい大原久友大先輩(S05入寮)の元気
なお姿も拝見できました。
大いに意気が揚がったところで、いよいよ寮歌高唱となり、次々と各時代の名寮歌が歌われました。
最後は都ぞ弥生を斉唱し、また来年の再会を約して散会いたしました。
<写真の説明>
上段:参加者全員の集合写真
以上
遠友夜学校の今
[事務局からのお知らせ]
昨日(平成26年7月27日)、元道立高校教師 中川厚雄氏の遠友夜
学校に関する朝日新聞への投稿記事を恵迪寮同窓会全役員へ配信
したところ、本同窓会副会長でもある藤田正一北大名誉教授(元北大
副学長)から、以下のようなメッセージが寄せられました。
藤田副会長ご本人の了解が得られましたので、同窓会ホームペー
ジでご披露させていただきます。(文字数の関係でHP「談話室」に掲
載できませんでした。事務局からのお知らせのサイトを使う次第です)
<以下、ほぼ原文のとおりです>
遠友夜学校の記事、ありがとうございます。
記事の中にもあります が、今年が遠友夜学校設立120周年に当たり
ます。
こともあろうにその年に、札幌市教育委員会は札幌市資料館(旧札
幌控訴院)に展示されていた遠友夜学校記念室を閉鎖し、史料は北
大に譲渡するということにしてしまいました。
何故、急に記念室を閉鎖したのかと言うと、あの資料館を札幌市主
催の国際芸術祭に使うからということです。自らの、世界に誇るべ
き文化遺産の記念室を閉じて、札幌を芸術と文化の町として世界に
発信するのだそうです。あきれるばかりです。
それだけではありません。遠友夜学校記念室は、元々、遠友夜学校
があった場所、新渡戸稲造が私財をはたいて札幌独立教会から買っ
た土地に立っていたレッツ中央勤労青少年ホームの中にありました。
平成2011(平成23)年10月勤労青少年ホーム移設にともない記念
室はそのまま札幌市資料館に移設されて展示されました。更地となっ
た跡地の利用についてはマンションに売却することが検討されてい
るなどという噂が立ち、地元市民が公園にしてくれという陳情をした
ため、市もこれを受けて公園とすることに決定しました。
ところが、この土地は元々遠友夜学校の運営母体の財団が所有して
いた物を、札幌市が寄贈するように申し入れ、財団が条件付きでこの
土地を札幌市に無償譲渡したものです。その条件には、青少年の健
全育成を目的とした施設を設置することなどの他に、「新渡戸先生
並びに遠友夜学校関係の業績を記念顕彰する施設、設備を、市と
財団で協同して設置する。」という項目が含まれていました。札幌市
はこの約束をすっかり忘れてしまったのでしょうか。記念室を閉鎖
し、関係資料は北大に譲渡してしまっては、上の約束を果たし得な
いでしょう。
一昨年12月に、私は遠友夜学校の生徒だった山崎さんという方から、
遠友夜学校に関する講演を依頼されました。山崎さんのお宅は遠友
夜学校跡地のすぐそばで、洋裁教室を営んでおられる関係から、そ
の教室で講演をしましたが、多数の方が見え、私の講演の直後に、
札幌市がその気がないのなら我々市民の手で遠友夜学校記念館を
建てようというグループ「新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会」
が発足したということで、しばらくしてから私にも顧問として会に加わ
ってほしいという要請がありました。計らずもアジテーターになってし
まっていた訳であります。この「考える会」が札幌市に陳情して、既に
計画が決まっている公園の一角を記念館設立のための土地として
市より「借りる」ことが承認されました。本来、市が行うべきことを市
民が行うというのに市は地代をとるのでしょうか。
私はよろこんで「考える会」のメンバーになりましたが、今でも札幌市
が市民と交わした約束を履行すべきであると思っています。
即ち、新渡戸稲造と遠友夜学校の業績を顕彰する施設は札幌市の責
任において建設すべきであると思います。
私の講演を聴きに来てくださった人々の中には、遠友夜学校の教師
だった半沢先生の息子さんや、遠友夜学校の生徒だった梅野キンさ
んが見えておりました。
梅野さんは、「私の先生はまだお元気で横浜の方にいられる。宍戸
先生だ。」と言っておりました。まぎれもなく我等が先輩、あの寮歌
「嗚呼茫々の」作歌者の宍戸先輩のことであります。時代背景と合わ
せて、宍戸先輩が遠友夜学校の先生だったんだなあと考えながらあ
の寮歌の歌詞を読むと、また新たに感じるものがあります。
さて、その後の「考える会」の活動は活発で、記念館の設計公募や
遠友夜学校記念フォーラムの実施、ホームページの作成、建設基金
の寄付集めなどを行っております。
今、考える会が切望しているのは、北大関係者が会に参加してくれ
ること、あるいは、あの土地の利用に関して、遠友夜学校記念施設
設立の約束を札幌市に守らせるように声を上げてくれることであり
ます。
遠友夜学校は北大生と北大の教員が深く関わった、北大の遺産でも
ある訳です。北大から声が上がらないでどうするのですか。
最後に、私は2005年から北大の遠友学舎で平成遠友夜学校という市
民向けの公開講座を学生ボランティアの協力を得ながら行っていま
す。毎週火曜日の夜6時半から、北大生や北大教員に講義をしても
らっています。今年で10年になり、行われた講義も通算で400回
ぐらいになります。講義の後にはみんなで都ぞ弥生を歌います。
一度のぞきに来てください。
以上
遠友夜学校 120周年に
[事務局からのお知らせ]
元道立高校教師・中川厚雄氏が、2014年(平成26年)7月26日付け朝日
新聞朝刊【道内版】に、「遠友夜学校 120周年に」という題名で記事を投
稿しています。
この記事を読むと、中川氏の遠友夜学校の精神や歴史の発掘及び整理
に取り組む真摯な姿勢には、頭が下がる思いがします。
遠友夜学校は、札幌農学校~北大、そして寄宿舎~恵迪寮の先人たち
の遺徳に関することであり、我々にも無縁ではありません。
そのように思い、本投稿記事をご紹介しようと考えた次第です。
新聞への投稿記事については、次のアドレスをクリックしてください。
↓ ↓ ↓
『39・40会 入寮50周年のつどい』のご案内
[事務局からのお知らせ]
平成26年7月吉(17)日
『39・40会 入寮50周年のつどい』開催のご案内
39・40会会長芝垣美男
前略 暑い毎日が続いておりますが、恵迪寮への昭和39年入寮者及び40
年入寮者の諸兄におかれましては、益々御健勝のことと存じます。
さて、39年入寮者には入寮50周年の節目の年に、また40年入寮者にはそ
の前年の年となります。その入寮50周年の祝い並びに前祝の会を、下記の
通り開催することにしましたので御連絡いたします。39年・40年入寮生が一
堂に会して、旧交を暖めたく存じますので、是非ご出席頂きたく御案内申し
上げます。
1.目 的
恵迪寮入寮50周年を祝い、恵迪寮同窓会2014西日本大会の成功を祈念
して、標記の『つどい』を京都で「宇治川鵜飼い遊覧の夕べ」として開催す
る。
2.日 時
2014年9月12日(金)18時から(恵迪寮同窓会西日本大会の前夜)
3.会 場
「料理旅館 鮎宗 あいそ(あゆそう)」
〒611-0021京都府宇治市宇治塔の川3 TEL 0774-22-3001
(JR宇治駅・京阪宇治駅下車、駅から徒歩15分)
4.会 費
8,000円 同伴大人6,000円 同伴子供3,000円
5.出欠の有無
「佐竹正治」に、郵便、電子メール、FAX、確実な伝言のいずれかで
ご連絡を下さい。
◎8月31日(日)を締め切りとします。9月9日(火)を会場設営の確定日と
し、これ以降の解約には違約金を徴収します。
◎以上の詳細については、千田忠男君作成の別紙「企画詳細」をご覧願い
ます。
◎今回の「入寮50周年のつどい」の発起人は、芝垣美男(39・40会会長、
39年入寮・室蘭市)、佐竹正治(39・40会世話人、39年入寮・富山市)、
白浜憲一(恵迪寮同窓会代表幹事、40年入寮・札幌市)、千田忠男(会場
設定 ・企画担当、40年入寮・宇治市)です。
多くの方と、京都でお会いできることを楽しみにしております。
〈連絡先〉佐竹正治;住 所 939-8005 富山県富山市中市1丁目15-27
TEL/FAX 076-424-8976 携帯090-8637-5372
E-mail satake_ma@opal.ocn.ne.jp
〈以上文責佐竹正治〉
次のタイトルをクリックすると、千田忠男君の企画詳細を
ご覧いただけます。
『39・40会 入寮50周年のつどい』(千田忠男君作成の企画詳細)
今年もやったぜ 第3回 「仙台東北恵迪会」開催報告
[東日本支部からのお知らせ]
東日本大震災の年に、代表幹事・元支部長の肝いりで結成された「仙台東北恵迪会」が
杜の都仙台で、7月第一土曜日 会場:白萩ホテルで開催されました。
東日本支部会計担当の長谷川 久(32)さんが支援に駆けつけてくれました。
会長の小出 精(S30年入寮)は、体調不良をおしての出席です。
中井新二(35)先輩は岩手県奥州市からの参加。
本部・支部の支援も皆無の地域恵迪会を運営・継続される先輩に
頭が上がりません。
寮歌絶唱2時間 建設的なだべり1時間 よく歌い、よく語り の本当に楽しい時間でした。
来年も 7月の第一土曜日 仙台白萩ホテルで開催予定です。
参加者名: 曾根輝男(34) 西村典恭(34)
中井新二(35) 昆布屋紀寿(36) 菊池良則(52)
第9回日高・苫小牧恵迪寮祭盛会裡に終わる!
[サロン]
7月12日(土)午後6時より苫小牧市内のグランドホテルニュー王子で第9回寮歌祭が開催された。
北海道支部より内藤春彦支部長(S40入寮)が出席され総勢9名の参加となった。
今回昭和50年入寮以降の若手?常連の会員は欠席であったが、その分を初参加の高坂博幸君(H1入寮)が大いに会を盛り上げてくれた。
まず秋野隆英会長(S38入寮)の挨拶、乾杯で宴に入り、引き続き内藤支部長からは、挨拶の中で先般実施された同窓会名簿のクリーニングの活用や地区恵迪会活動の活発化による会員拡大、組織強化を目指す最近の同窓会の取組について説明があった。
その後、飲食を共にしながら懇談に入り、先日テレビでも放映された100回目の小樽商大との応援合戦(対面式)の話題から始まり、寮歌の歌い方・節回しの変遷や寮生活の古今について等、熱き議論百出。
酔いも回り口も滑らかになった所で、「花繚乱の」で口火を切った寮歌高吟は止まるところを知らず、遂には会場の制限時間に至ったので最後に「都ぞ弥生」を斉唱し、その後全員のストームで締めた。
全員大満足のなか来年の再会を誓って散開した。
寮歌集アプリの紹介
[サロン]
H18入寮の松尾です。
このたび、H21入寮の村橋究理基君(理学院1年)が、寮歌集アプリを開発しました。
Android版のみですが、ぜひダウンロードしてください。
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.mkuriki.ryoka