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第14回開識社講演会 ノンフィクション作家沖藤典子氏 テーマ「輝く老いを生きる~健やかな日々と静かな終末期~」

[北海道支部からのお知らせ]

 平成25年度の恵迪寮同窓会北海道支部主催の開識社講演会が10月
25日(金)夕、北大文学部卒のノンフィクション作家・沖藤典子氏を講師に
迎え、札幌市時計台ホールで開かれました。
あいにく台風北上に伴う風雨の中、恵迪寮・北大OBをはじめ、知名度の
高さで市民も続々と詰めかけ、会場はほぼ満席状態。開識社が時計台
ホールで開催されるようになってから最多の入場者となりました。
講演では、まず1960年代の大学生活や実社会で女性の地位や権利向
上を目指して沖藤さんが道を切り開いてきた経歴を自己紹介の形で語り
ました。
この後、本題に入り、少子高齢化に伴う家族の多様化、地域社会の変化
などの厳しい実態をグラフや図表で示しながら、いかにして健やかな老後
を生きるか、その方策について分かりやすく提案、紹介しました。
 時を得たテーマに満席の聴講者も感銘
暗くて重いテーマながら、時には猫の目のようにめまぐるしく変わる国・厚
労省の政策を皮肉ったり、「男はロマンで大往生」「女はフマンで立ち往生
」などと、ユーモアを交えたりして表現。最後に「少年よ、大志を抱け」「中年
よ、妻子を抱け」「老年よ、財布を抱け」のメッセージで締め括ると、会場は
いつまでも笑いと拍手に包まれていました。
また、沖藤講師は、1時間20分に及ぶ講演中、立ったまま水も飲まずに話
し続け、そのパワーフルで真摯な姿勢に感心しきりでした。
講演会後の懇親会で沖藤氏は「最初は緊張していましたが、時計台の雰
囲気と同窓の皆さんの暖かい心がぴったり合い、楽しく話させてもらいまし
た」とにこやかに語り、小宴の終わりに彼女を囲んで出席者全員で「都ぞ
弥生」を斉唱しました。(広報常任幹事 大隈昭二記)

時計台での開識社始まって以来の聴衆者で熱気満々の会場

 

メリハリのある講演で聴衆を沸かせた沖藤講師

 懇親会にも参加いただき盛り上がりました