平成24年「新年歌始めの会」盛大に開催
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- 「都ぞ弥生」百年記念祭の成功を誓う –
平成24年新年寮歌歌始めの会が1月28日(土)夜、札幌市中央区の「氷雪の門」で開かれ、最高気温氷点下4度の厳寒下、来賓の佐伯浩総長や山元周行・元応援団顧問をはじめ、18歳の現寮生ら寮歌を愛する約100人の仲間が参加しました。
第一部の恵迪寮同窓会北海道支部総会で平成24年の活動方針、活動計画などを拍手で承認しました。この後、第二部の新年歌始めの会に入り、氏平増之支部長の開会の辞に続き登壇した横山清会長は「いよいよ『都ぞ弥生』百年記念の年。仲間の高齢化が進んできましたが、寮で培った恵迪パワーで、必ず百年祭を成功させよう」と力強くあいさつ。
千川浩治副支部長の発声で「都ぞ弥生」を斉唱した後、佐伯総長や三上副学長、中瀬篤信名誉会長ら来賓、役員8人による威勢の良い鏡開きで寮歌祭が開幕しました。
寮歌高唱では、昭和20年代の長老たちによる「タンネの氷柱」(昭和8年)に始まり、現寮生しか歌えない「若人よ」(平成12年)まで約20曲を入寮年次別、応援団、学部出身別に、入れ替わり立ち替わり、歌い上げました。
今回話題になった寮歌が「嗚呼茫々の」(昭和11年・宍戸昌夫君作歌)です。曲がやや難しいためこれまであまり歌われてきませんでしたが、この歌の序「楡陵謳春賦」が、「都ぞ弥生」の前口上として昭和40年代以降、寮生やOBのあいだで歌われています。
歌の内容や時代背景が異なる二つの寮歌を勝手に結びつけるとは両方の作歌者に失礼です。そこで、「嗚呼茫々の」がもっと普及すれば、こうした問題は解消されていくだろうと、心ある同窓会員らが昨年末から猛特訓しこの夜に臨み、序と歌を見事に朗詠し喝采を浴びました。
宴も終わりに近づいた頃、全員肩を組んで「都ぞ弥生」を5番まで歌い、さらに「ストームの歌」で気勢を上げた後、札幌農学校の校歌「永遠の幸」で締めて、3時間余の祝宴もお開きとなりました。
(北海道支部広報部会 会誌「恵迪」編集長 S40 大隈昭二)