各種楽器による「都ぞ弥生」演奏の録音収録(経過報告)
[事務局からのお知らせ]
様々な弦楽器・管楽器により演奏された「都ぞ弥生」の録音収録が平成27年11月11日・12日の両日にわたってクラーク会館講堂で行われました。
これは、本年度の恵迪寮同窓会の事業としてすすめられている『三種の「都ぞ弥生」CD制作』(*)の一環で、一つの山を越え実現に向けた大きな一歩を踏み出したところです。
『三種の「都ぞ弥生」CD』は、以下の内容です。
・様々な楽器による「都ぞ弥生」演奏を収録したCD
・チェロ演奏による「都ぞ弥生」と「別離の歌」をおさめた鎮魂のためのCD
・「都ぞ弥生」を各種外国語とアイヌ語で訳しその高唱を収録したCD
平成27年9月26日ホームカミングデーでの「文化講演と寮歌の集い」では、このうちロシア語・ドイツ語・アイヌ語訳による「都ぞ弥生」の高唱が披露されたところです。
さて、今回は、先ず11月11日には、北大邦楽研究会による尺八・琴の合奏、北大応援吹奏団による吹奏、北大交響楽団によるヴィオラとチェロの演奏、翌11月12日には、ヴァイオリンの演奏と弦楽四重奏による演奏と、それぞれの「都ぞ弥生」が奏でられ、それらの録音収録が恵迪寮同窓会役員によりとり行われました。
ゆるりしみこむ和の調、弦による流麗な演奏、心躍る管楽器の響き、まさに四季の風景を聴くようでもありました。
これまで各種の寮歌CDを制作されてきた前島一淑君(S31)・川原幸則君(S31)には本件でも全面的なご支援をいただいております。前島一淑君は録音に立ち会われるため、遠路横浜から駆けつけてくださり慰労会にも出席いただきました(「都ぞ弥生」尽くしの演奏の後の慰労会は「花繚乱の」(昭和32年寮歌・前島一淑作歌・作曲)の高唱で閉じました)。
また川原幸則君には専門の録音機材のご提供・使用方法の指導をいただきました。同君のお心遣いに感謝申し上げます。
最後になりましたが、学業の合間にたびたびのリハーサルなど多くの時間をさき、また、収録当日も素晴らしい演奏をしてくれた学生諸子、ありがとう!
以下、奏者のお名前を記し、写真を添付して感謝の意を表します。
■北海道大学邦楽研究会:生松倫太郎(尺八)、長谷川陽子(琴)、■恵迪寮OB:千川浩治(尺八)
■北海道大学交響楽団:佐藤健(チェロ)、小林賢人(ヴィオラ)、町田崇・牧野愛花(以上2名ヴァイオリン)、澤田遼(ヴァイオリン・渉外担当)
■北海道大学応援吹奏団:山村頌太(サックス)、内原麻美・菊池玄之介・加古明里(以上3名トロンボーン)、寺尾佳隆・冠 花・池田依里花(以上3名トランペット)、井上果来(ホルン)、高橋淳之介(パーカッション・編曲担当)、木村なみ(スーザフォン)
*:『三種の「都ぞ弥生」CD』制作の意義
平成19年の恵迪寮命名百年記念事業として制作された寮歌33曲を収録したCD「都ぞ弥生」につづき、今回は、恵迪寮及び北大の宝である「都ぞ弥生」を現役学(寮)生・OBが力を合わせて種々の観点から映像や音源として活かした新たな三種のCDを制作するものです。
今の世に北大・恵迪精神を問い、寮歌の普及に努めることは恵迪寮同窓会に託された崇高なミッションです。
以上