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北大ホームカミングデー2023協賛「文化講演と寮歌の集い」

[事務局からのお知らせ]

一般社団法人恵迪寮同窓会は北大ホームカミングデーに2013年より参加し、北大・恵迪寮の精神と寮歌の継承を目的に「文化講演と寮歌の集い」を行っています。令和5年9月30日(土)14時からクラーク会館3階大集会室2において開催しました。

「文化講演」

文化講演は、40数名の同窓会会員、現恵迪寮生が参加し開催されました。今回は、山口淳二北大理事・副学長を講師としてお迎えし「北大の現在位置について、と私の研究を少し―緑の革命をめぐる話題―」と題しご講演をいただきました。

開催挨拶では、恵迪寮同窓会副理事長藤田正一君(元副学長・S38)から、山口淳二先生のご紹介に続き同窓会及び現恵迪寮への日頃のご指導・支援について謝辞を述べました。先生は大学運営に携わり対外的にブランディングの重要性を痛感し、北大には比類なき伝統、教育、キャンバスなど天与の価値がありこれを本学のアセットとすること。学内的にはメッセージ性が重要であり、北大のフロンティア精神、国際性の涵養、全人教育、実学の重視の4つの基本理念を基本とし行動規範、大学憲章として定めました。さらに、同窓会との連携に向けてなど大学運営にかかわる課題・方向性は恵迪寮同窓会の関心事でもあり大きなご示唆をいただきました。
また、先生のご専門の研究からは、イネの分子育種、ジベレリンと矮性を事例として遺伝子研究について解説され現代生物科学へと誘われました。講演を終え参加者の同窓会会員、現恵迪寮生からの幾つかの質問に対して、恵迪寮の自治、民主を学ぶ場はブランディングに十分成り得、経済性、効率性だけで評価するものではなく大切である。半導体の展開をはじめ廃水など正負両面で総合大学として協力し、ブレイクスルーが必要なことなど、ご丁寧にお答えいただきました。なお、文化講演会には現恵迪寮生10数名が参加し、講演が始まる前の時間を利用し日頃より三者懇談会でお世話になっている山口先生には、寮生としての最大の関心事である恵迪寮の補修にかかわる状況についての質問にも丁寧に答えて頂きました。ご講演に心より感謝申し上げます。

「大寮歌in札幌」

「文化講演」に引き続き、同じ会場(クラーク会館3階大集会室2)で道外からの同窓生など多彩な参加者48名を得て、3年毎に主管となる「大寮歌祭」を行いました。今年は久しぶりに飲食を伴う形で声を張り上げて寮歌を歌う会となりました。

開会は午後4時。北海道恵迪寮同窓会会長内藤春彦君(S40)の開会挨拶、参加者全員で「都ぞ弥生」1・2番の斉唱、最年長参加者の井口光雄君(S28)による乾杯と続き、後は寮歌を高唱するだけです。なお、一般社団法人理事長の横山清君(S31)は、水産学部同窓会関係の諸行事の合間を縫って大寮歌祭に出席され、挨拶がありました。第一部は「手稲山を歌った寮歌」の特集です。恵迪寮寮歌に中で手稲山を歌った寮歌は21曲あり、その中から人口に膾炙している6曲を選びました。また、四季折々の手稲山を写した美しい写真をスライドで映写しました。明40「一帯ゆるき」、大6「魔神の呪」、昭2「蒼空高く翔けらむと」、昭42「寒気身を刺す」、昭48「冬の大地に」、平2「我楡陵に―行秋哀歌―」
第二部は小樽商大学の友情出演や現役寮生による最新寮歌の披露です。また、昭和16「湖に星の散るなり」の作曲者である岡田和雄君の娘さんが、大阪からこの日の為に来道されており、皆で作者への敬意を表しつつしみじみと歌いました。小樽商科大学「校歌 金鱗おどる」・「若人逍遥の歌」、令4「星よ色褪せよ」、第三部は良く歌われる寮歌の大合唱でした。「水産放浪歌」、明40「藻岩の緑」、大9桜星会歌「瓔珞みがく」、昭8「タンネの氷柱」、昭18「天地の奥に」、昭21「時潮の波の」、昭32「花繚乱の」最後は皆で肩を組んで明治45年「都ぞ弥生」1~5番を声高らかに歌い、締めとして「ストームの歌」を乱舞(?)しました。北海道恵迪寮同窓会副会長千川浩治君(S40)の閉会挨拶が終わったのは、午後6時10分でした。