サイドメニュー

ホームカミングデー、寮歌の集いで恵迪OB大いに吠える(開催報告)

[事務局からのお知らせ]

お帰りなさい「エルムの杜」へ、をキャッチフレーズに9月26日(土)開催された北海道大学ホームカミングデー2015で、恵迪恵同窓会はクラーク会館大講堂で行われた歓迎式典・記念講演会のフィナーレに有志が法被姿で登壇し、「都ぞ弥生」斉唱の音頭をとるなど北大における恵迪寮同窓会の存在感を示しました。

歓迎式典での山口総長のご挨拶

歓迎式典での山口総長のご挨拶

記念講演をする圦本教授

記念講演をする圦本教授



午前の部のフィナーレは大谷文昭君(S43)のリードする「都ぞ弥生」

午前の部のフィナーレは大谷文昭君(S43)のリードする「都ぞ弥生」

このほか、午後からのクラーク会館大集会室で行われた恵迪寮同窓会主催の行事「文化講演と寮歌の集い」でも、OBや現寮生ら延べ100名近い参加がありました。
このうち第1部の文化講演では、北大における有島研究の第一人者でもある神谷忠孝名誉教授が「有島武郎と北大・恵迪寮」の演題で1時間半にわったって講演。

恵迪寮舎監時代の日誌や資料などから寮生がよく訓練され、談論風発の気概にみなぎっていたことを紹介。さらに社会主義、自由思想に傾注する有島が、農科大学を愛しながらも官学の学校に不満を持ち、妻安子の死去をきっかけに退職、作家として独立する一方、理想を貫く有島が父の遺した農場解放に向けて動き出す様を手紙などの資料をもとに解説しました。

最後に、婦人公論の女性編集者と軽井沢の別荘で心中するまで、時代に苦悩する“人間有島”の理想主義者としての生き方を紹介されました。

有島研究の第一人者神谷忠孝北大名誉教授

有島研究の第一人者神谷忠孝北大名誉教授

第2部の寮歌の集いには、傘寿(80歳)を大幅に超えた大先輩から、10代の現寮生までなんと70歳以上の年の差を超えて幅広い仲間が参加。

元応援団の谷口哲也君(S48)の音頭で恒例の「都ぞ弥生」を斉唱した後、氏平増之君(S38)や千川浩治君(S40)の指導でドイツ語版、ロシア語版、アイヌ語版の「都ぞ弥生」を熱唱しました。また、2年がかりで語訳した中国語版は東京から駆けつけた須賀正太郎君(S28)が同年輩の仲間らと合唱。

挨拶する横山会長

挨拶する横山会長

ドイツ語で歌う「都ぞ弥生」

ドイツ語で歌う「都ぞ弥生」

さらに、現在同窓会で進行中の3種の音源でつくる「都ぞ弥生」CD制作に協力してくれている北大交響楽団の弦楽四重奏のメンバーも参加し、バイオリン等で「都ぞ弥生」のほか名寮歌を演奏してくれました。

北大交響楽団の弦楽四重奏のメンバー

北大交響楽団の弦楽四重奏のメンバー

遠来の参加者の中には、在寮中、豪快な応援団活動で鳴らした坂口謙一郎君(H19)も十勝・上士幌町から奥さんの知子さんと参加、夫唱婦随で唱っていました。

上士幌町から駆け付けた坂口君(H19)夫妻

上士幌町から駆け付けた坂口君(H19)夫妻

各年代順で名寮歌を蛮歌放声したあと、「都ぞ弥生」を5番まで歌い、最後に来年の再会を期して「別離の歌」で締めとしました。

現寮生も先輩に負けじと放歌高吟(左端中川委員長)

現寮生も先輩に負けじと放歌高吟(左端中川委員長)

肩を組んで「都ぞ弥生」を高唱

肩を組んで「都ぞ弥生」を高唱

恵迪寮同窓会会誌「恵迪」編集委員長 大隈昭二(S40)記