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2018年 第19回開識社講演会の開催報告(北海道)
[事務局からのお知らせ] [北海道支部からのお知らせ]
10月31日(昨今、巷では仮装してはしゃぐ日となりつつありますが)我々北海道恵迪寮同窓会は、恒例の開識社講演会を開催しました。
会場は例年使っていた札幌時計台が改修中ということで、北大クラーク会館3F大集会室1での開催となりました。会場の変更により集客への影響も心配されましたが、同窓生や北大関係者だけでなく多くの市民を含む100名あまりの参加を得ました。
講師は、北海道大学大学院農学研究院動物生態学研究室 准教授 長谷川英祐先生。先生は、2010年発行の著書『働かないアリに意義がある』(メディアファクトリー新書)が、ベストセラーとなった気鋭の進化生物学者です。
「働き者として知られる働きアリ。しかし、実はその7割はいつも休んでいて、さらに1割は一生働かない! だがこの事実にこそ、組織存続への秘密が隠されている!」という長谷川先生が発見したアリの群れの生態の事実は、会社組織の中であえぎあくせくすることに疲れた中年サラリーマンに光を与え、著書は発行以来20万部を売り上げ2016年には文庫化(KADOKAWA / 中経出版)されています。
今回の演題も「働かないアリと非効率の進化」、アリの集団社会の研究過程を数々のエピソードを交えて紹介されました。そのデータ解析の説明は(私の文系頭には)やや難解でしたが、そこから導き出される動物行動学と進化生物学の最新知見は、人間社会のあり方にも直結して明快かつ興味深いものでした。
・「働かない(と思われている)アリは働きたくないわけじゃない。働こうとするときに先に働いてしまうアリがいるから、働かずにいる。」
・「普段働くアリが疲れて動かない時は、普段働かないアリが働くようになるから、組織は存続できる。」
・「全員が働く組織の方が短期的には効率が良いが、そのうち皆が疲れて存続できないリスクが高い。働かない者がいるシステムの方が短期的には非効率でも長期的には有利。」
等々の説明は、思わず身につまされてしまったり、社会や会社組織への考え方に新たな視点を与えていただけるものでした。
「非効率で一見無駄に見えるものが本質においては必要とされることがよくある。全員が物わかりのいい優等生ではダメだ。」との言葉には、おそらく多くの寮同窓生諸氏が「我が意を得たり!」と思われたのではないかと推察しました。
文責;北海道恵迪寮同窓会開識社担当幹事 町田幸作(S60入寮)
写真;北海道恵迪寮同窓会副会長 八重樫幸一(S41入寮)
以上
「恵迪寮同窓会東日本大会in恵比寿」開催レポート
[事務局からのお知らせ] [東日本支部からのお知らせ]
東日本恵迪寮同窓会 幹事長 竹下忠彦(S53入寮)
さる10月6日(土)、恵比寿ガーデンプレイス「ビヤステーション」(東京都渋谷区)に於いて、恵迪寮同窓会東日本大会が開催されました。
来賓として、北海道大学理事・皆川一志様、北海道大学校友会エルム会長・石山喬様、北海道大学東京同窓会会長・杉江和男様をお迎えしました。
第1部では、開識社が開催されました。講師は、作家の佐川光晴氏(S58年入寮・法学部卒業)。
佐川氏の講演テーマは、「我々恵迪寮生は何者なのか。何処から来て、どこへ行くのか」。佐川氏自身の寮生活体験、社会人としての歩みを振り返りながら熱弁を振るわれました。佐川氏は第3代恵迪寮の初期に入寮。寮長も勤めました。新々寮での自治権確立のため苦闘されたお話には、胸を打つものがありました。
続いて第2部では、東日本恵迪寮同窓会総会、恵迪寮大寮歌祭が行われました。
総会では、・2017年度の事業報告・収支決算・監査報告。・2018年度の事業計画案、収支予算案。・2018年~2019年度の役員体制案が審議され、満場一致で了承されました。また併せて、本部の組織が一般社団法人恵迪寮同窓会に移行したことも報告されました。
大寮歌祭では、約2時間寮歌を高歌放吟、最後は「都ぞ弥生」、「別離の歌」で締めくくりました。友誼校OBの参加もあり、友誼校の寮歌もビヤステーション内に響き渡りました。
<以下、写真です>
以上
九州北第2回交流会 開催報告
[事務局からのお知らせ] [西日本支部からのお知らせ]
第2回交流会は、9月29日(土)、JR久留米駅前の居酒屋「花一」を借り切って13名参加で開催されました。
当日の様子については、写真や「交流会の様子.pdf」をご参照ください。
■明官先輩の司会で13:00開宴。
■鈴木先輩(幹事代表)より経緯説明、岡本先輩(本会会長)、および岩井先輩(西日本役員)の挨拶に続き、大宅先輩(北大同窓会佐賀県支部)の音頭で乾杯。
■約30分の歓談を経て、席順決めの1番クジを引いた西田先輩から自己紹介がスタート。時計回りで13名一巡するのに1時間かかりました。
・岡本会長が、ご自身のHP内容を、配布のプリントでご披露下さいました。
・大宅先輩が、第25回佐賀県青春寮歌祭(昨年開催)のパンフを配布、解説。
(本年は11/24に開催予定。入場無料。応援参加の呼びかけを頂きました)
■一巡したところで、この日のために北海道から取り寄せたジンギスカン、ベルたれ、男山の一升瓶などが登場。寮歌は、最後の30分でたっぷり歌いました。
・押場幹事(欠席)が準備した「寮歌集の抜粋コピー」が大いに役立ちました。
■1次会解散後、有志6名で、2次会に繰り出しました。
通信費のカンパとして計9500円頂きました。お礼申し上げます。
《交流会会場でのアナウンス再録》
2ケ月後、同じ店で、また飲み会を開催します。
これは、「北大OBで九州北部在住、恵迪寮OBではないが参加したい」という諸兄数名の声を受けての企画です。
よって、「第3回交流会」とは銘打たず、 【石狩鍋を囲む会】としてご案内させて頂きます。
日時:12月1日(土)16時~
場所:久留米市「花一」
会費:5000円程度
参加希望の締め切り:11月中旬
後日、出欠の希望確認のメールを、改めて発信予定です。
(幹事 横田喜一郎さん(S55大分市)が記す)
以上
草刈り寮歌祭の開催報告(東日本恵迪寮同窓会)
[事務局からのお知らせ] [東日本支部]
東日本恵迪寮同窓会では、8月11日(山の日)に「開拓使仮学校跡」石碑の周囲の草刈りボランティア活動を行っています。今年も、11名のメンバーが草刈り鎌や軍手を持参し、小1時間の草刈りを行い、石碑の周囲をすっかり環境整備しました。
明治2年(1869)に設置された開拓使は、北海道開拓の専門技術者養成を目的とする学校の設置を計画しましたが、建設間もない札幌は十分に基盤が整っていなかったため、明治5年(1872)4月15日(陰暦)、東京芝の増上寺本坊に開拓使仮学校を開校しました。
平成4年(1992)11月15日、北海道大学東京同窓会は創立50周年を記念し、開拓使仮学校跡地に近い東京芝公園内の北東の一 角に(港区芝公園3-2)に「開拓仮学校跡」石碑を建立しました。
草刈終了後は、石碑の前で、「都ぞ弥生」を大合唱し、気分爽快のうちに草刈り寮歌祭を終了しました。
なお、その後で神田神保町の学士会館に場所を移し、クラークカレーを食べる会を実施。クラーク博士の時代に、学生たちが食べたというカレーライスを賞味しました。
(東日本恵迪寮同窓会幹事長 竹下 忠彦記す)
2018年 オホーツク恵迪寮歌祭の開催報告について
[事務局からのお知らせ] [北海道支部からのお知らせ]
2018年7月28日(土)北見市ホテル黒部を会場に、オホーツク恵迪会の寮歌祭が開催されました。オホーツクの地では、なんと前回2006年の開催から12年ぶりの開催となります。
当日(28日)は、オホーツク管内に28人いる恵迪出身者の内5人の参加に加え、同じ北大出身者及び北海道恵迪寮同窓会からの応援も含め総勢15人の方が集まり、盛会となりました。
稲田正範代表、田村博昭発起人の挨拶を受け、参加者それぞれの近況や恵迪寮などへの思い出に花を咲かせた後、北海道恵迪寮同窓会谷口氏(幹事長)からご提供のDVD(都ぞ弥生百年記念祭や1975年のNHK新日本紀行)を視聴し恵迪の姿などを懐かしみました。
メインの寮歌では、北海道恵迪寮同窓会の氏平さんの歌唱指導により恵迪の出身でない方にも充分に楽しめるものとなり、予定時間を30分以上超過するほど充実した会となりました。
特に印象に残ったことは、都ぞ弥生の英語バージョンを紹介された場面です。この場面では、久し振りに北大生としての知的能力に刺激をけ、卒業して○十年経ってからも久しぶりに知的興奮を覚えた方が多かったようです。恵迪の集まりっていいですね!と思った夜でした。
(文責 オホーツク恵迪会事務局長 木村雅一(1975年入寮))
以上