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極寒の中、寮歌が燃える~平成30年新年歌始めの会(開催報告)
[事務局からのお知らせ] [北海道支部]
平成30年新年寮歌歌始めの会が1月28日(日)午後1時から、札幌市北区のホテルマイステイズ札幌アスペンで開かれました。
今季の記録的な寒波による凍結などで怪我やインフルエンザの流行で、参加者数が懸念されましたが、道外から前島一淑君(昭和31年入寮)をはじめ、五、六十代の同窓生を中心に、若者パワーの恵迪寮寮生、小樽商大の学生寮や応援団等のOB/現役学生の他、招待の北海道大学と同校友会の役員ら、例年並みの約100人が参集しました。
第1部の北海道支部総会で平成29年の支部活動報告や支部収支報告及び監査報告、平成30年支部活動方針と活動計画が承認された後、第2部の寮歌歌始めの会に入りました。
内藤春彦支部長の開会の辞に続き、横山清会長が年頭の挨拶。そして長谷川晃理事・副学長らのご挨拶。
「都ぞ弥生」の1、2番を斉唱した後、同窓会役員やご来賓の長谷川晃理事・副学長ら6人が登壇し威勢のいい鏡開き。最後に最年長の能勢誠夫君(昭和21年入寮)による乾杯の音頭で寮歌の宴がスタート。
一番手は恵迪寮生で固めた応援吹奏団が登壇、出席者全員で歌唱する校歌「永遠の幸」をトランペットやホルンの勇ましい音響で伴奏し、会場を盛り上げました。
前半は年代ごとに登壇し、「蒼空高く翔らむと」(昭和2年)や「時嘲の波の」(昭和21年)、「魔人の呪い」(大正6年)、「瓔珞みがく」(大正9年桜星会)など名寮歌を熱唱。
恵迪寮歌の合い間には、東北大学出身で来賓の長谷川副学長が寮歌通のOBとともに登壇し、東北大学旧制第二高等学校校歌「天は東北」を歌唱、寮歌を通じて交流を深めました。
また、北大対商大の定期戦を通して友好関係が続いている小樽商大の寮生や応援団関係者らも北大応援団OBらとともに登壇し「若人逍遥の歌」などを熱唱しました。
中入り後、最新の平成29年寮歌「不香の花ぞ」が披露され、作詞者の冠花さん、作曲者の佐藤亮君が寮生とともに元気よく歌い上げました。
約2時間余、楽しい宴が続いた後、恒例の「都ぞ弥生」を1番から5番まで斉唱し、最後に「別離の歌」(昭和6年)でフィナーレ。
「来年もまた元気で歌おう」と誓い合って、散会しました。
(恵迪寮同窓会北海道支部広報常任幹事・大隈昭二(S40入寮))
第18回 平成29年開識社講演会の開催(10/25)報告
[事務局からのお知らせ] [北海道支部]
10月25日(水)18:00~ 第18回北大恵迪寮同窓会開識社講演会が、札幌時計台ホールにて開催され、同窓生や北大関係者だけでなく多くの市民を含む96名の参加を得ました。
演題は、「南極昭和基地と北大恵迪寮」。講師は、恵迪寮同窓(1998年入寮)で医師の森川博久氏。氏は、2005年に北大医学部を卒業し現在は家庭医として鹿児島県立大島病院総合診療科医長の職にありますが、2015年~2017年、第57次日本南極地域観測隊越冬隊医療隊員として、約1年4ヵ月間南極での任に就かれておりました。
久々に行なったという森川氏の「寮式」自己紹介から始まった講演では、越冬隊員としての経験談を中心に昭和基地や隊の業務の説明、そして南極の厳しくも美しく壮大な自然を紹介していただきながら、後半は、恵迪寮での生活がどのような意味を持ちその後の越冬隊員として活躍する道へどのようにつながっていったのかを語っていただきました。
「医療隊員の業務は診療よりも雪かきの方がずっと多い。」
「南極の新雪は、スコップがたたないほど硬い。」
「ペンギンは野生でも人懐っこい。結構近寄ってるが、規則でもそれ以上近づいてはいけないと決められている5mの距離で、Uターンしていく。」
「越冬隊の医療隊員は何故か工事作業の際のセメント担当者と決まっている。」
「気象観測担当は、どんな悪天候でも毎日2回は外に出る。」
「ブリザードの時は、基地内の別棟の建物に行くだけでも命がけ、過去に遭難死亡の例がある。」
「毎日の夜のミーティングは、その日の全員の無事業務終了と安全を確認する最重要の集まり」等々、講演では、終始たくさんのスライドや動画を使って微に入り細にわたった説明が、氏の性格を思わせるユーモアたっぷりの語りで行われました。
参加者に記載いただいたアンケートでは「非常に分かりやすくおもしろかった。」「普段聞けない話がたっぷり聞けた。」「南極や越冬隊に大変興味が持てた。」といった感想が多く聞かれました。
また、実際に現地で長期活動した者にしかわからない、厳しい気候の中での基地生活での機微が非常に興味深く思われました。およそ30名の多職種のプロ集団である越冬隊。それが閉ざされた生活空間で同じ釜の飯を食い、飲み語らい、自らの役割を全うしつつ互いの業務を連携協力しあい、時には価値観を衝突させ、相手の意見を聞く素直さと忍耐と思いやりを日々求められる中で、仲間との強固な一体感を実感する。「かつての恵迪寮での共同生活体験が大いに役立つものだった。」と、氏は語っておられました。
我々が寮生活で培ったものが、地球上最も過酷な地での生活にも役立つ普遍的価値のあるものであることを改めて確認できた非常に意義のある講演でした。
恵迪寮同窓会北海道支部・開識社講演担当 町田幸作記(S60入寮)
以上
恵迪寮OB・現寮生有志による現恵迪寮周辺のゴミ集め
[事務局からのお知らせ] [北海道支部]
平成29年10月14日(土)の第7回北海道支部幹事会で、「第2回目の大型ゴミ拾いを10月22日(日)11:00から1時間程度行なうので、有志の参加をお願いします」が議題として決議されました。
これを受けて、10月1日(日)の第1回目に引き続き、第2回目のゴミ集めを10月22日(日)11時から2時間弱、OB8名、現寮生5名で実施しました。
集めたゴミは、寮の裏の通用口付近に積み上げました。
この集めたゴミの処分を誰が行うのかという問題は未解決ですが、いずれにしてもこのまま放置しておくわけにはいかないという危機感から実行した次第です。
なお今回のゴミ集めでも、寮周辺のゴミは集め切れずまだ大量に残っています。
参加者;
<OB>氏平増之(S38)、佐藤市雄(S38)、藤田正一(S39)、宮田睦彦(S38)、大隈昭二(S40)、内藤春彦(S40)、八重樫幸一(S41)、森川満彦(S49)以上8名
<現寮生>鈴木日向子執行委員他4名
以上
平成29年 第18回開識社講演会~講師 第57次日本南極地域観測隊 越冬隊医師 森川博久氏~
[事務局からのお知らせ] [北海道支部]
今年の講演会の講師は、恵迪寮のOBで、医師の森川博久さんです。
彼は平成27年12月2日成田を出発し、平成29年3月22日羽田に降り立ちました。ほぼ1年4ヵ月間、医師として隊員の健康に気遣うとともに、どうやらブリザード時には、それがやんだ後除雪作業にも従事したようです。
南極は、我々の住む日本とは違う異質な世界だと思います。いろいろ楽しいお話しをお聞きできるのではないかと期待に胸を膨らませています。
多くの方のご来場をお待ちしております。
以下、講演会の概要です。
第18回北大恵迪寮同窓会 「開識社」講演会
●演 題
「南極昭和基地と北大恵迪寮」
●講 師 : 第57次日本南極地域観測隊 越冬隊医師 森 川 博 久 氏
(平成17年北海道大学医学部卒業、恵迪寮卒寮)
H 10年 北大医学部入学 恵迪寮270期入寮
H17年 北大医学部卒業 恵迪寮卒寮
以後、北海道室蘭市、東京都新宿区、千葉県館山市で研鑚したあと
H 27年7月 第57次日本南極地域観測隊 越冬隊 医療隊員として業務に従事
H 29年5月 鹿児島県立大島病院 総合診療科に勤務
公職 : 鹿児島県立大島病院 総合診療科 医長
日本プライマリケア連合学会認定 家庭医療専門医
日本内科学会 認定内科医
◆日 時 : 平成29年10月25日(水)17時30分開場 18時開演(約90分)
◆会 場 : 札幌市時計台2階ホール (定員150名)
住所 : 札幌市中央区北1条西2丁目
◆会 費 : 無 料 (参加は会員、非会員を問わず可)
◆主 催 : 北海道大学恵迪寮同窓会北海道支部
森川さんは、子どもの頃に見た映画「南極物語」の世界への憧れを永年胸に秘め、北大医学部に入学。在学中の様々な体験が、その想いを漠然とした憧れから具体的な目標に変え、様々な人との出会いが縁となって、卒業後11年を経て南極越冬隊員として活躍する道へとつながっていきました。ブリザード吹き荒れる極地での共同生活は、かつて過ごした恵迪寮での生活と類似し、その経験が大いに活きたとも。講演では、厳しくも美しい南極の自然へといざなっていただきながら、越冬隊員としての貴重な体験談をお聴きします。
◆参加申込み方法
氏名・住所・電話番号を添え10月23日(月)までに以下の①~③のいずれかの方法でお願いします。
① 郵 便:060-0808 札幌市北区北8条西8丁目 北大クラーク館3階 恵迪寮同窓会 行き
② FAX:011-706-3276 (恵迪寮同窓会事務局宛てのFAX番号です)
③ E-mail : info@keiteki-ob.jp (恵迪寮同窓会事務局宛てのメールアドレスです)
なお、講演会開催に伴いお預かりしたお申込者さまの個人情報は、講演会のご案内・ご連絡以外には使用いたしません。
以上
平成29年 第11回恵迪夏祭り 開催報告
[事務局からのお知らせ] [北海道支部]
7月29日(土)正午より、今年で11回目となります恵迪夏祭り(ビール会)が、お馴染のライオン狸小路店2階「エビスホール」を貸し切って開催されました。
今回の参加者は19名。ご常連をはじめ、今回初参加の桐生芳郎君(昭和31年入寮)そして卆寿を迎えられ益々ご壮健な能勢誠夫君(昭和21年入寮)が参集され、まずは、大先輩の能勢誠夫君のご発声で乾杯して、開宴しました。
今回のお楽しみ企画として、山崎克彦君(昭和32年入寮)が深い造詣のある「日本刀」の観賞会が行われました。徳川幕府四代将軍家綱の時代に造られた名刀を持参していただき、山崎克彦君の解説の後に、間近に鑑賞させていただきました。底光りする刀身を凝視すると、外の暑さを忘れるようなヒヤリとした気分となりました。
さて、後半の午後1時からは寮歌高唱タイムとなりました。タンネの氷柱(昭和8年)を皮切りに、次々と寮歌が歌われ、ビールもグイグイと飲まれました。
午後2時のお開きには「都ぞ弥生」を斉唱し、次回の再会を約して散会しました。
今回も、ビール良し、寮歌良し、企画良し、友情良しの愉快な恵迪夏祭りでした。
(北海道支部 幹事長 谷口哲也)



























