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日付アーカイブ: 2025年6月10日

2025年度総会・寮歌歌始めの会

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2025年度総会・寮歌歌始めの会

北海道恵迪寮同窓会

と き:2025年5月24日(土)17:00~19:00

ところ:北海道大学インフォメーションセンター エルムの森「カフェ de ごはん」

北海道恵迪寮同窓会の定時総会と寮歌歌始めの会を、5月24日に北大正門横のインフォメーションセンター内にある「カフェ de ごはん」で行いました。参加者は、会員26名・現役寮生6名の計32名でした。

〇北海道恵迪寮同窓会総会(進行:清水文彦副幹事長)
規約では議長は会長が務めることとなっていますが、内藤春彦会長の指示により、谷口哲也幹事長が代理として議事の進行にあたりました。
予定していた議事である、「2024年度事業報告」「2024年度会計決算報告及び監査報告」「2025年度事業計画」「2025年度予算案」「役員改選案」について、千原治副幹事長・佐藤市雄監事がそれぞれ説明及び報告し、特に質問意見はなく、すべて承認されました。

〇寮歌歌始めの会(進行:千原治副幹事長、清水文彦副幹事長)

1 開会挨拶   北海道恵迪寮同窓会会長      内藤春彦君

2 挨拶     一般社団法人恵迪寮同窓会副理事長 藤田正一君

3 都ぞ弥生斉唱 北海道恵迪寮同窓会副幹事長    清水文彦君

4 乾杯     一般社団法人恵迪寮同窓会監事   氏平増之君

5 寮歌高唱

今回の寮歌歌始めの会は、歌う寮歌を予め用意するプログラムではなく、参加者からのリクエストを皆で歌うという形式で行いました。以下、簡単に報告します。私の記憶違いにより、順番が前後していたり、コメント等で書き洩らしていることもあろうかと思いますが、その点はご容赦ください。(ご指摘があれば修正します。)

①今回の最年長出席者である桐生芳郎君(S31)が、日頃練習されているオカリナで「都ぞ弥生」と「アメージンググレース」を演奏されました。

②進行の千原治君(S50)が、寮歌祭の口火を切るということで、明治40年「一帯ゆるき」をリクエストしました。数ある恵迪寮寮歌の最初の曲であるという意味でも重要であり、歌詞もその後の寮歌の要素をすべて含んでいるものであるとの説明がありました。歌唱後、参加者から、この寮歌の作歌者である田中義麿君は日本の遺伝学の基礎を築いた大学者であることが披露されました。

③内田敏博君(S51)が選んだのは、花々が咲く今の季節に相応しい昭和32年「花繚乱の」でした。歌唱後、参加者から、5番の「森に桂の火は燃えぬ」の真相について、作歌者である前島一淑君から聞いた話を披露されました。

④司馬威彦君(S38)は、自身の在寮当時は恵迪寮歌だけではなく他校の寮歌も盛んに歌っていたということで、七高造士館の「楠の葉末」が披露されました。歌唱後、参加者から、七高造士館初代館長は札幌農学校第2期生の岩崎行親君であることが紹介されました。

⑤古野雄大君(寮生、R3)から、司馬先輩に敬意をこめて、昭和39年「偉大なる北溟の自然」歌いたいとのリクエストがありました。現在の寮生は寮歌を歌う時は起立して歌っているということで、全員で立って歌いました。

⑥氏平増之君(S38)は、楡陵謳春賦を「都ぞ弥生」の前につける件に触れて、そのもととなる昭和11年「嗚呼茫々の」を楡陵謳春賦とともに歌うことを提起されました。

⑦吉田康祐君(S40)は、昭和2年「蒼空高く翔らむと」の5番を歌うたびに感動しているというエピソードとともに大熱唱されました。

⑧横溝航君(寮生、R3)は、応援団員として水産学部の「おしょろ丸」の出航に立ち会ったことがあるが、その名前の「忍路」という地名が歌詞に入っている昭和8年「タンネの氷柱」をリクエストされました。歌唱後、参加者から、5番に「楡鐘」という言葉があり、寮歌にとって「鐘」は重要な意味があるが、今の寮歌には「鐘」がない。これは実際に「鐘」がないからであるという「楡鐘論」が出されました。

⑨司馬威彦君(S38)は、昭和18年「天地の奥に」、昭和4年「「黒潮鳴れる」を声高らかに歌われました。

⑩桐生芳郎君(S31)は、「都ぞ弥生」に作曲者である赤木顕次君の実際にお会いしたことがあるというエピソードを紹介されました。寮歌による恵迪寮生の世代を超えたつながりを感じました。

⑪松尾憙道君(S38)は「水産放浪歌」を恵迪寮で聞いた時の感動と大学生としての覚悟をした思いをこめて、是非とも歌いたいと思い参加したとのことでした。また、兄弟3人が恵迪寮生で、亡くなられたお兄様方の分も歌われました。

⑫鹿田幸年君(S50)は、参加者からの声に応じて、昭和16年「湖に星の散るなり」を歌われました。なお、鹿田君は支笏湖畔「散星湖寮」の寮長です。

⑬最後は、全員で肩を組んでの明治45年「都ぞ弥生」です。発声は清水文彦君(S52)でした。

6 閉会挨拶   北海道恵迪寮同窓会副会長     千川浩治君

(報告:千原 治)

司馬威彦君(S38)と松尾憙道君(S38)

桐生芳郎君(S31)のオカリナ演奏

吉田康介祐君(S40年)「蒼空高く翔らむと」を熱唱

 

最後は、全員で肩を組んでの明治45年「都ぞ弥生」です。発声は清水文彦君(S52)でした。