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第4回展示企画委員会開催報告(平成29年9月23日開催、平成29年10月1日作成)

[事務局からのお知らせ]

<旧恵迪寮舎に係わる展示企画委員会~次回(11/18)はクラーク会館同窓会会議室で開催予定>

展示企画委員会では、北海道開拓の村で保存されている旧恵迪寮舎の展示について、リニューアルを検討しております。
9月23日に第4回目の展示企画委員会を開催しました。現在の検討状況を報告します。(報告者;佐野将義(H02))

1.旧恵迪寮舎の展示コンセプト(前回から変更なし)
明治、大正、昭和期の保存再現にとどまらず、恵迪寮の精神、自治、教育的な役割、生活、文化などが現寮へどのように継承されているか、または、時代の中でどのように展開されてきたかを表現したい。
以下の三つのテーマに分けて展示することを検討する。
(1)寮の生活、食事
(2)恵迪寮の精神、自治、教育的な役割
(3)寮の文化、寮の行事

2.写真データの収集、管理の方法
展示のリニューアルのほか、同窓会誌やホームページなどでの利用も想定し、写真データを収集することとし、収集方法や管理方法について、今後、検討を進めていく。
(1)写真データの提供方法
・写真のデジタルデータ、または、紙焼き写真のコピーで提供してもらう
・デジタルメディアは、メール添付、CD-R、USBメモリなど何でも 可とする
・原則として返却しない

(2)写真情報もあわせて提供してもらう
・写真提供者の氏名(入寮年次)、住所、電話番号、メールアドレス
・撮影者(わかる範囲で)
・撮影時期(なるべく年月日)、撮影場所
・写真の説明(状況や写っている人物、催し名称など)
・その他:著作権に関する情報と留意点、写真の保存場所、入手経路など

(3)写真の利用方法
・開拓の村旧恵迪寮舎での展示(パネル、デジタル映像など)
・同窓会誌
・同窓会ホームページ
・写真集の制作
・その他の利用方法の検討

(4)収集、管理の方法
・できるだけ収集作業の負担を軽減するために、ホームページ上から写真を登録できるようにしたい
・複数の管理担当者を決め、ホームページ上で登録された写真データを複数の目でチェックできるようにし、サーバーの管理も複数で行うようにしたい
・ホームページ上での登録の仕組み、サーバーの構築などの検討を進める
・サーバーについては、googleドライブを利用して管理していくこととしたい
15GBまで無料で利用可能。それ以上の容量が必要になった場合は有料で利用可能。
・写真集「青春の北大恵迪寮」を制作した時の写真ネガが残っている。ただし、整理されていない。これらの写真のデジタル化について、効率的で安価な方法を検討する。
・担当者:山本牧(S49)、佐野将義(H2)、村橋究理基(H22)
・参考となる事例:「キロク乃キオク」
森町における地域の歴史資産の記録(古写真)を残す

取り組み
写真をすべてデータ化し、オープン化

3.当面の応急処置
・展示物の元データが残っていないことから、劣化した写真の代わりに写真集「青春の北大恵迪寮」を制作した時の写真ネガから選定して応急処置を行う
・今後のスケジュール
□10月末までに写真を選定してデジタル化
□11月末までに応急処置完了
・担当者:山本牧(S49)、佐野将義(H2)

4.旧恵迪寮舎玄関付近の展示の検討
・玄関および右側の建物については、北海道博物館の所有となっている。
・玄関を入ってすぐ右の部屋(寮務事務室)について、北海道博物館に展示リニューアルを提案していきたい
・次ページの内容で10月に北海道博物館に提案する
・担当者:佐野将義(H2)

 

     <旧恵迪寮舎 寮務事務室 展示リニューアル 企画案>

 

○はじめに

・旧恵迪寮舎の展示については、約30年が経過し、展示資料の劣化が見られる
・恵迪寮同窓会では寄贈した棟の展示について、全面リニューアルを検討している
・旧恵迪寮舎の展示において、玄関付近の展示はお客様に良い印象を持ってもらうために重要であり、寮務事務室の展示のリニューアルを提案したい

○寮務事務室の展示のコンセプト

・展示のコンセプトは「有島武郎と恵迪寮」または「有島武郎と札幌農学校」
・有島武郎(1878?1923)の没後100年を見据えたリニューアルとし、寄宿舎係をつとめた当時の様子を再現、校歌・永遠の幸の作歌、寮歌・都ぞ弥生の制作当時のエピソードなどを紹介する
・有島武郎と札幌農学校
1878(明治11)年   東京で生まれる
1896(明治29)年  札幌農学校入学
1900(明治33)年  校歌「永遠の幸」を作歌
創立25周年記念祝賀会において披露される
1901(明治34)年   札幌農学校卒業
1907(明治40)年  札幌農学校が東北帝国大学農科大学となる
寄宿舎が「恵迪寮」と命名される
農科大学の教職に就く
寄宿舎係として入舎。寮生の良き相談相手となる
最初の寮歌、明治40年度寮歌「一帯ゆるき」が作られた
1908(明治41)年   学内美術愛好団体「黒百合会」設立に関与
1912(明治45)年   明治45年度寮歌「都ぞ弥生」が作られた
有島武郎が寮歌の歌詞を添削した
1916(大正5)年  有島武郎達によって寮歌集が発行される
1917(大正6)年   農科大学退職。以降、作家として多くの作品を発表
1923(大正12)年  没

 

 

5.全面リニューアルの検討(前回から変更なし)

玄関から入って左側の建物とその展示物は同窓会が寄贈したものであり、現在、1階3部屋で展示を行っている。この3部屋の展示について、全面的にリニューアルを行う。
今年度、展示案の概略検討。来年度、詳細検討。H31年度以降の実施を目指す。
・1部屋目のテーマ:寮の生活、食事
・2部屋目のテーマ:恵迪寮の精神、自治、教育的な役割
・3部屋目のテーマ:寮の文化、寮の行事

6.募金の実施について

展示リニューアルの費用を集めるために、募金の実施を検討したい。

(1)展示リニューアル募金(同窓会員向け)

(2)旧恵迪寮舎玄関の名札募金(同窓会員向け)
・名札掲示板の製作について、イチムラ(江別市)に相談してみる
・担当者:佐野将義(H2)

(3)クラウドファンディングの検討(一般向け)
・手数料:5?20%程度
・写真集、CDなどを制作して購入してもらう方法が考えられる
・Readyfor (レディーフォー)、Makuake(マクアケ)、ACT NOW(アクトナウ)など

7.旧恵迪寮舎を活用した取り組みの検討(環境整備、イベント)

毎年、継続して取り組みを実施することで、旧恵迪寮舎に対する同窓会員の意識を高めるとともに、会員同士の交流を図る。

(1)5月中旬 ゴミ拾い、観桜観花会

(2)7月上旬~7月中旬 草刈り
・次回からは、7/17北海道みんなの日(愛称:道みんの日)の前に実施
・道みんの日は入場料が無料となる
・同窓会Tシャツ製作の検討。草刈り参加者に配布したい。

担当者:佐野将義(H2)

(3)9月上旬 外壁防腐塗装
・来年度は玄関棟を実施

(4)その他
・植樹、花壇の整備、樹木の剪定の検討
・現寮生との交流イベントの検討

8.次回、展示企画委員会の開催
・11月18日(土)15時から、クラーク会館同窓会事務室にて
・展示企画委員会終了後、懇親会(札幌駅周辺にて)
・委員会メンバー以外の参加も大歓迎です

以上