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一般社団法人恵迪寮同窓会としての新スタートにあたって

[事務局からのお知らせ]

2018年5月吉日

一般社団法人恵迪寮同窓会
理事長 横山  清

この4月、恵迪寮同窓会は、「一般社団法人恵迪寮同窓会」として新スタートいたすこととなりました。北海道大学同窓会の中で農学部同窓会以来30数年ぶりに一般社団法人同窓会となりました。今手許に「恵迪寮よ 永遠に」という記念誌があります。我々が棲んでいた寮の閉寮記念文集です。昭和6年から58年まで建っていた第二代恵迪寮が取り壊される直前に集まったOBが想いを込めた分厚い冊子が端緒となり、古材の山と化した旧寮の主要部を買い取り、苦節の末「北海道開拓の村」に保存され、更に現在の恵迪寮同窓会を誕生させました。昭和58年の同窓会設立以来今年は35年目を迎え、この間、平成19年の恵迪寮命名100年記念事業や平成24年の「都ぞ弥生」100年記念祭の一大事業を初め多面的な活動に取り組み財政基盤も徐々に強化してまいりました。
昭和6年に移築改装したものに我々は入寮したが、昭和58年鉄筋コンクリートでできた現寮も30数年経ってすっかり老朽化し、改修が焦眉の課題となっており、我々同窓会としても、いよいよ改修募金運動に取掛ります。
こうした活動を力強く効果的に進めるために、昨年1年間議論と検討を重ねようやくこの度一般社団法人化にこぎつけることができました。これからは社団法人を中心に活動をして様々な事業に取り組んで参ります。
いま、北大は創基150年(今年で143年)に向けて近未来戦略を策定し、積極的な教育・研究体制構築に踏み出しました。札幌農学校以来の歴史を経て「フロンティア精神」「国際性の涵養」「全人教育」「実学の重視」の建学精神を旗印とし、スーパーグローバル大学の構築に乗り出したのです。これは正に「貴き野心の訓え培い」を極大化するものに他なりません。そして学生寮(=恵迪寮)はしっかりとこの中に位置づけられるべき存在です。
大学力の強化の背景には、同窓力の強化があるべきと考えます。そのためにも「高志」「信頼」「団結」をいっそう固めていきましょう。

(なお、本文は恵迪寮同窓会についてのページにも掲載しております)