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月別アーカイブ: 2018 11月

『緑のなかで』に関する佐川光晴さんの書評の紹介です

[サロン]

『緑のなかで』(椰月美智子著、光文社発行)に関して、佐川光晴さん(小説家、S58入寮)が書評を書いています。
それが「どうしん電子版」に掲載されていますので紹介します。

次ををクリック願います。
『緑のなかで』についての書評


北大フロンティア基金《恵迪寮改修費》への寄附者ご芳名について(3回目)

[事務局からのお知らせ]

1.寄附者のご芳名

北大広報課 卒業生・基金事務から北大フロンティア基金《恵迪寮改修費》への寄附の状況について連絡がありましたのでお知らせいたします。ご寄附していただいた方々には厚く御礼申し上げます。

20181031現在;北大フロンティア基金《恵迪寮改修費》に寄附された方のご芳名
なお、寄附は2019年(来年)9月30日までを期限としています。

2.寄附の方法について(趣意書裏面をご参照ください)

寄附の「払込取扱票(振込通知書)」は本年7月の会誌「恵迪」第18号送付時の封筒に同封していますので、それを利用して払込(もしくは振込)願います。
本払込取扱票(振込通知書)が見当たらない方は、恵迪寮同窓会事務局にお申し出ください。郵送いたします。

恵迪寮同窓会へは、以下の方法で連絡ができます。

TEL/FAX 011-706-3276(月、水、金)

E-mail  info@keiteki-ob.jp

事務局のメンバー;佐藤市雄事務局長、石川隆雅事務局員、佐藤静子事務局員

趣意書pdf

以上


2018年 第110回恵迪寮祭 開催報告

[事務局からのお知らせ]

第110回恵迪寮祭の部屋デコが11月3日・4日の両日行われました。その様子を報告します。なお4日目の特別講演については、現寮生の岡本愛香さんに寄稿していただきました。

1.11月3日(土)の部~部屋デコ取材リポート

100年以上に渡って寮生による自治と伝統が根を張る北大恵迪寮、男女480名が集う寮内部の一般公開日にあたり、綺麗に紅葉で彩られた新々寮を訪ねてきました。
恵迪寮同窓会は寮祭に対して広告料という名目の金銭支援を行なっており、その広告が掲載された寮祭パンフレットを片手に持ちながら、各部屋の出し物を探索して取材しました。

第110回恵迪寮祭パンフレット

 

恵迪寮の入口

 

紅葉の恵迪寮

 

①11月3日(土)11時前、恵迪座の第110回公演が始まる時間でした。ご存知のように、恵迪座は毎年寮祭の時期に寮生が結成する劇団、脚本から演出まですべて寮生だけで行われる演劇、今回は座長の天野百花さん作/演出による「海の夜」でした。総勢20名のキャストはそれぞれに大熱演、場面転換が20回もあるけれど、回り舞台や垂れ幕は全部手作りなのでスタッフが人力で動かしますが、照明・音響とも息がピッタリ合っており、1時間の舞台終演時には大きな拍手が送られていました。毎年の寮祭いち押しと思われる舞台、その空間に浸ることができました。

恵迪座「海の夜」

 

②12時でコーヒータイム、C棟4階の部屋デコ「IQ 110 Cafe」を訪ねました。大部屋の小奇麗な畳に座って、コーヒーと自家製クッキーをいただきながら、女子寮生が考案したクイズに挑戦したところ実に難問、しかし正解を競い合うわけでもなく、ゆっくりした時間を過ごしました。立ち上がって部屋の窓から眺めると、真っ赤に紅葉したツタが見事なまでに外壁を覆い尽くしており、思わず1枚撮りました。

喫茶「IQ100CAFE」の看板

 

C棟から見たツタの紅葉

 

・13時からは「ミルクス本物」アイドルステージの開幕、寮祭には毎年来ているそうです。会場となった共用棟では歓声が響き渡り、圧巻のライブが続いていました。

ミルクス本物(画像はオフィシャルサイトから)

 

・空腹を満たしたく、A棟1階の牛丼「肉棒屋」に足を運びました。一杯200円の早食いにチャレンジしましたが、やはりタイムは最下位でした。牛丼は男子寮生の合作ですが、味は文句なく牛丼屋そのもので非常に上手い。ついつい現寮生と今と昔の話で盛り上がりました。

牛丼「肉棒屋」の看板

 

おいしい牛丼でした

 

・14時からB棟4階の「喫茶 B4 inside」を訪ねました。仕切壁のない居部屋に陣取り、暖かい紅茶をすすりながら、巨大なハムカツサンドを半分だけ頂きました。ハムにちなんでハムスターもも肉?!の新作から揚げを試食したところ、意外にも美味でした。

「喫茶B4inside」の入口

 

巨大なハムカツサンド

 

・そろそろ退館しようと15時前、寮玄関受付に戻りました。寮祭アンケートに記入して現寮生と雑談、記念にと勧められた1千円の寮祭ポロシャツ、おもしろくて購入しました。

寮祭グッズを購入

 

寮祭の部屋デコ探索と取材は短時間でしたが、初めて知る驚きあり、安堵する懐かしさあり、心身ともに若返るようなひとときでした。
今後も恵迪寮祭が継続発展するよう願ってやみません。

(文責;一般社団法人恵迪寮同窓会・現寮委員会委員 森川満彦、写真;一般社団法人恵迪寮同窓会・現寮委員会委員長 岩﨑正 )

 

2.11月4日(日)の部~北大大学院文学研究科 千葉惠教授による特別講演会

先日行われました、第110回恵迪寮寮祭の一般公開「部屋デコレーション」の2日目にて特別講演会が開催されました。
今回は北海道大学大学院文学研究科の千葉惠先生により「恥の文法―なぜアダムは無花果(イチジク)の葉で隠したのか―」という題目でお話いただきました。

先生のご専門はアリストテレス哲学と聖書研究にあり、今回はアリストテレス哲学を背景に聖書の最初の書簡である創世記の楽園追放について、特にアダムの恥と怖れの感情について取り上げていただきました。禁断の果実を口にしたことで目が開かれ、肉(肉体)と霊(魂)との間に亀裂が走り、肉的な性の問題を肉的な思いで「恥」を感じる。そして恥を感じることに怖れを抱く。しかし、世界の創造主である神はそのアダムのことを思い毛皮の衣を作ったという救い、希望。

先生のお話は普段「肉」と「霊」について考える機会が少なく、また聖書をあまり読んだことのない方々に少々理解が難解なところもあったかもしれません。しかし、普段は触れることのない新しい世界に触れてみるというこの機会は、きっと札幌市の方が普段関わることのあまりない恵迪寮について知るというこの恵迪寮祭の機会を同じくとても大きな価値のある良い経験であったと思います。

千葉惠(ちば・けい)先生

 

千葉先生の板書

 

熱心に聞き入る参加者

 

(文責;第110回恵迪寮寮祭実行委員会広報担当責任者 岡本愛香、写真;一般社団法人恵迪寮同窓会広報委員長 八重樫幸一)

以上


2018年 第19回開識社講演会の開催報告(北海道)

[事務局からのお知らせ] [北海道支部からのお知らせ]

10月31日(昨今、巷では仮装してはしゃぐ日となりつつありますが)我々北海道恵迪寮同窓会は、恒例の開識社講演会を開催しました。

会場は例年使っていた札幌時計台が改修中ということで、北大クラーク会館3F大集会室1での開催となりました。会場の変更により集客への影響も心配されましたが、同窓生や北大関係者だけでなく多くの市民を含む100名あまりの参加を得ました。

講師は、北海道大学大学院農学研究院動物生態学研究室 准教授 長谷川英祐先生。先生は、2010年発行の著書『働かないアリに意義がある』(メディアファクトリー新書)が、ベストセラーとなった気鋭の進化生物学者です。

「働き者として知られる働きアリ。しかし、実はその7割はいつも休んでいて、さらに1割は一生働かない! だがこの事実にこそ、組織存続への秘密が隠されている!」という長谷川先生が発見したアリの群れの生態の事実は、会社組織の中であえぎあくせくすることに疲れた中年サラリーマンに光を与え、著書は発行以来20万部を売り上げ2016年には文庫化(KADOKAWA / 中経出版)されています。

今回の演題も「働かないアリと非効率の進化」、アリの集団社会の研究過程を数々のエピソードを交えて紹介されました。そのデータ解析の説明は(私の文系頭には)やや難解でしたが、そこから導き出される動物行動学と進化生物学の最新知見は、人間社会のあり方にも直結して明快かつ興味深いものでした。

・「働かない(と思われている)アリは働きたくないわけじゃない。働こうとするときに先に働いてしまうアリがいるから、働かずにいる。」
・「普段働くアリが疲れて動かない時は、普段働かないアリが働くようになるから、組織は存続できる。」
・「全員が働く組織の方が短期的には効率が良いが、そのうち皆が疲れて存続できないリスクが高い。働かない者がいるシステムの方が短期的には非効率でも長期的には有利。」
等々の説明は、思わず身につまされてしまったり、社会や会社組織への考え方に新たな視点を与えていただけるものでした。

「非効率で一見無駄に見えるものが本質においては必要とされることがよくある。全員が物わかりのいい優等生ではダメだ。」との言葉には、おそらく多くの寮同窓生諸氏が「我が意を得たり!」と思われたのではないかと推察しました。

文責;北海道恵迪寮同窓会開識社担当幹事 町田幸作(S60入寮)
写真;北海道恵迪寮同窓会副会長 八重樫幸一(S41入寮)

受付風景

 

司会の難波茂之北海道恵迪寮同窓会常任幹事(開識社担当)

 

 

開会の挨拶をする内藤春彦北海道恵迪寮同窓会会長

 

長谷川英祐先生による講演スタート!

 

アリへのマーキング

 

熱心に聞く参加者

 

現存する生き物~長期的存続に選択がかかっている

以上


「佐賀県青春寮歌祭」のご案内

[サロン]

第26回「佐賀県青春寮歌祭」が以下の通り開催されます。
北大のみならず、全国約30校の大学OBが集まり寮歌を歌う集いですが例年北大OBも中心になっているようです。
北大佐賀県支部事務局の大宅公一郎さんより事務局にパンフレットが送られております。
参加又はパンフレットご希望の方にはお送りいたしますのでメール又はFAXで事務局までお知らせください。
E-Mailはinfo@keiteki-ob.jp FAX は011-706-3276 一社)恵迪寮同窓会 宛

開催日 11月24日(土)13時~17時30分

場所  佐賀市交流センター「エスプラッツホール」
佐賀市白山2-7-1 エスプラッツ3階

会費  無料 以上